HIV検査キットの選択は、決して大げさでなく、あなたの生命にかかわる選択です。

もしもあなたがHIVに感染しているのに、検査キットが誤判定してしまったら、あなたはそのままエイズを発症するかも知れません。

HIV検査キットの選択は慎重に、その信頼性をしっかり確認して購入しましょう。

 

◇いきなり結論です!

あなたがHIV検査キットの選択を失敗しないためにはどうするか?

いきなりですが、結論から先にお話し致しましょう。

失敗しない方法とは、ズバリ、

『国産品を使用する』

これが大原則です。

私の知る限り、国内にはHIVを始めとする性感染症の検査キットを販売している会社が10社ほどあります。

その全てが検査判定を登録衛生検査所で行っており、保健所や病院と同じレベルの信頼性を確保しています。

従って、あなたがHIV検査キットを選ぶなら、必ず国産品の中から選んで下さい。

一方、HIV検査キットは海外からの輸入品も多く売られています。

それらは「HIV自己検査キット」と呼ばれる分類で、検査結果の判定まで自分で行うものです。

すぐに検査結果が分るのは便利ですが、ほとんどの検査キットは簡易型であり検査の信頼性は国産品ほど高くありません。

厚生労働省の関連サイトでも「HIV自己検査キット」は信頼性に問題アリとして使用しないように呼び掛けています。

例えば、こちらのサイトです。

■HIV検査相談マップ

くり返しますが、外国製のHIV自己検査キットは信頼性が高くないものが多いのでお気を付けください。

中には、

「病院でも使われています。」

などと宣伝しているものがあります。

どこの国の病院か知りませんが、少なくとも日本の病院では絶対に使っていません。惑わされないようご注意下さい。

 

以上説明したように、あなたがHIV検査キットの選択を失敗しないためには、まずは国産品から選ぶことです。

ハッキリ言って、使い方さえ間違わなければ国産品ならどこのメーカーでも信頼出来ると思います。

しかしだからと言って、国産品ならどこも同じ仕様かと言えば違います。

あなたは国産品でもより信頼性の高いHIV検査キットを選び、HIV感染不安を解決して下さい。

ここからは国産品の中でもイチ押しのHIV検査キットをあなたにご紹介していきます。

かなり長い記事になりますが、それだけ丁寧、詳しく説明していく積りです。

HIV検査キット選びはあなたにとって大事な選択になりますから、どうぞ最後までお読み下さい。

 

 

◇何を基準に選べばいいのか?

話は最初に戻りますが、HIV検査キットを選ぶ時、何を基準に選べばいいのでしょう。

値段や納期や検査の待ち時間も気になるでしょうが、何と言っても一番大事なのは検査の信頼性です。

それも、「陰性判定」の信頼性です。

『HIV検査キットで一番大事なのは、陰性判定の信頼性』

ぜひ、これを覚えておいて下さい。

つまり、あなたがHIV検査キットを利用して、「陰性判定」が出たとき、もうこれでHIV感染を心配しなくていい、完全に安心出来る、そう思える信頼性が重要なのです。

そもそも郵送式のHIV検査キットはどこのメーカーもみなスクリーニング検査仕様です。

お分かりですか、スクリーニング検査。

保健所でも病院でも、医療機関で行うHIV検査は通常スクリーニング検査と確認検査の二段構えになっています。

詳しくはこちらの記事をお読み下さい。

『HIV検査の手順』

要するに、HIV検査ではまずスクリーニング検査で少しでもHIV感染の可能性がある怪しい人と、HIVには感染していない人を振り分けます。

非常に感度の高い検査を行い、とにかく「陰性判定」が出た人はHIVには感染していないことを確定させます。

その代わり、本当はHIVに感染していないのに陽性判定になってしまう、「偽陽性」が出ることがあります。

分かりやすく言えば、スクリーニング検査とは非常に「陽性判定」の出やすい検査なのです。

そんな検査で「陰性判定」が出れば、それは間違いなく陰性だと信頼できる訳です。

HIV検査を受けるほとんどの人はスクリーニング検査で「陰性判定」を受けます。

そしてわずかに「陽性判定」を受けた人はそれが本当のHIV感染なのか、陰性なのに陽性と判定された偽陽性なのか、確認検査と言う次のステップで確かめます。

この確認検査は郵送式のHIV検査キットでは出来ません。

あくまでも郵送式HIV検査キットはスクリーニング検査のみを行います。

もしも検査キットで「陽性判定」が出たら医療機関で再検査となります。

今まで説明してきたように、郵送式のHIV検査キットはスクリーニング検査をする為のものです。

どこの検査キットを選ぶか、それは冒頭にも書いたように「陰性判定」が最も信頼できる検査キットを選ぶべきです。

あなたが「陰性判定」を受けたとき、それでもうHIV感染の不安から解放されるには検査結果を信頼できることが条件です。

 

◇そもそも、どんな会社が売っているのか?

ではどうやって、「陰性判定」の信頼性が高い検査キットを選ぶのか?

それを説明する前に、まずはどんな会社がHIV検査キットを販売しているのかご紹介しましょう。

以下、国内で郵送式HIV検査キットを販売している9社です。

販売会社 価格
(税込)
検査キットの特徴
STD 4,968円 HIV検査キットの中では唯一、第四世代のHIV抗原抗体検査を採用。
GME 4,730円 抗体検査でPA法、確認検査でWB法と、二段構えの検査システム採用。
予防会 3,980円 性感染症の専門クリニックを複数運営している企業の検査キット。
kensa 4,320円 特になし
さくら 2,700円 痛みの少ないランセットである、ピンニックスライト採用。
セルシー 4,320円 検体到着から最短翌日に検査結果が出る。
ドクター 4,200円 特になし
バスケット 5,323円 検査結果が出るまで約11日かかる。
ふじ 3,300円 特になし

注1)2017年9月8日現在の情報です。購入に際しては必ず各社公式サイトから最新情報をご確認下さい。

注2)販売会社の名前は以下のように短縮しています。

・STD=STD研究所・STDチェッカー

・GME=GME医学検査研究所

・予防会=株式会社 予防会

・kensa=医療法人社団理仁会 予防医学研究所・kensa.biz

・さくら=さくら検査研究所

・セルシー=株式会社ヒューマンサポート・セルシーフィット

・ドクター=株式会社 宅配ドクター

・バスケット=株式会社セルメスタ・健康バスケット

・ふじ=ふじメディカル

以上の9社をご紹介しました。

この中で、私が最も信頼できると思う検査キットは、STDチェッカーです。

その理由を次に説明します。

 

◇どこのHIV検査キットが一番信頼出来るか?

私がSTDチェッカーをあなたにお奨めする最大の理由は、9社の中で唯一第四世代のHIV抗原抗体検査を採用しているからです。

第四世代のHIV検査は多くの保健所や病院でも採用されている検査方式です。

STDチェッカー以外の8社はみな第三世代のHIV抗体検査を採用しています。

保健所や病院でも以前はこの第三世代でしたが、現在では多くが第四世代に切り変わっています。

では第四世代と第三世代ではどうちがうのか?

●第三世代のHIV検査

HIV抗体を検査します。体内にHIV抗体が現れるのを待って、HIV感染後3ヶ月で検査可能となります。

 

●第四世代のHIV検査

HIV抗原とHIV抗体の両方を検査します。HIV抗原はHIV抗体より早く出現するため、HIV感染後1ヶ月から検査可能となります。

 

このように、第四世代のHIV検査の方が感染初期においては信頼性が高いのです。

例えば、あなたがHIVに感染して1ヶ月目にHIV検査キットを使ったとします。

STDチェッカーだと「陽性判定」が出ますが、他社の検査キットでは「陰性判定」になってしまう可能性があります。

これは逆に言えば、HIV感染初期の検査では、STDチェッカーの方が「陰性判定」を信用出来ると言うことです。

そして先ほども説明したように、郵送式のHIV検査キットはスクリーニング検査です。

「陰性判定」を確定させるのが目的です。

ゆえに、私はSTDチェッカーが最も信頼出来ると思っています。

ただし、以下の条件を知っておいて下さい。

1.HIV感染の可能性があった日から3ヶ月を過ぎていれば第三世代でも、第四世代でも信頼性は同じです。

あくまで信頼性に差が出るのは感染初期だけです。

 

2.STDチェッカーも取り扱い説明書では、HIV感染の可能性があった日から3ヶ月経って使用するよう書かれています。

決して1ヶ月で検査できるとはどこにも書かれていません。

私が1ヶ月で検査可能と書いているのは、専門書や医療サイトの多くでHIV抗原検査は1ヶ月後から検査可能とされているからです。

ではなぜ、STDチェッカーでは3ヶ月と設定しているのでしょう?

あくまで私の推測ですが、こんな理由からだと思われます。

●HIV抗原が現れる時期に個人差があるのでかなり余裕を見ている。

●抗原検査ではHIV-1しか検査出来ず、HIV-2も検査するにはHIV抗体検査が可能になる3ヶ月を待つ必要がある。

(日本国内ではHIV-1がほとんどで、HIV-2は過去に数件のみ報告されています。この10年間では報告ゼロです。)

この2つです。

保健所や病院が第四世代のHIV検査を採用していながら、3ヶ月設定にしているのも同じ理由だと思われます。

 

◇まとめ

今回の記事のテーマは、「HIV検査キットの失敗しない選び方」です。

「失敗しない選び方」とは、陰性判定が出た時、HIV感染不安から解放される検査キットを選ぶことです。

陰性判定の信頼性が高い検査キットを選ぶことです。

その意味で、第四世代のHIV抗原抗体検査を採用しているSTDチェッカーをあなたにお奨めしたいと思います。

第四世代のHIV検査はHIV感染初期の検査において信頼性が高い検査と言えます。

ただし、繰り返しになりますがSTDチェッカーが公式にそう宣言している訳ではありません。

HIV抗原抗体検査を採用している事実に基づき、私が専門書や医療サイトで調べた結果を述べています。

私自身、何度もSTDチェッカーを使ってHIV検査を受けています。

その経験からも自信を持ってあなたにSTDチェッカーをお奨めします。

正確なデータは持ち合わせていませんが、まず間違いなく国内での販売数ナンバーワンのHIV検査キットはSTDチェッカーだと思います。

■STDチェッカー タイプJ(男女共用)



・販売元 STD研究所

・価格 ¥4,968(税込)

・HIV検査専用キット

■STDチェッカー タイプJ(男女共用)

あなたがHIV以外にも梅毒やクラミジアなど、他の性感染症の検査も同時にお考えなら、こちらから選んで下さい。

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