HIV検査を受けるきっかけには色々あります。

何かの自覚症状が出たことがきっかけになることもあれば、性風俗で遊んだことが不安になってHIV検査を受ける人もいるでしょう。

今回は、

「症状をHIV検査を受ける基準にしてはいけない」

という観点から記事にしてみたいと思います。

 

◇症状からHIV検査を受ける人は多い

数年前に、私は有料であるアンケート資料を手に入れました。

それは、HIV陽性者239人に対するアンケート調査結果をまとめたものでした。

そのアンケートの中に、

「あなたがHIV検査を受けた理由は何ですか?」

というものがありました。

この質問に対する回答で最も多かったのは、

「原因ははっきりしないが気になる症状や体調不良があったから」

これが23.4%で第1位でした。

HIV感染の急性期に発熱、頭痛、咽頭炎、リンパ節の腫れなどが出ると言われており、これを心配してのHIV検査だと思います。

実際、このアンケート結果に限らず、色々な調査によれば何かの症状がきっかけでHIV検査を受けた人は大勢います。

だとすれば、私が冒頭に申し上げた、

「症状をHIV検査を受ける基準にしてはいけない」

という指摘に矛盾するようにも思えますね?

しかし、先のアンケートではあくまでも症状が出た人がHIV検査を受けたという話であって、では症状が何も出なかった人はどうしたのか?

ここが問題であり、私の言わんとするところは、

「何も症状が出なくてもHIV感染の可能性があればHIV検査を受けて下さい。」

という事なのです。

つまり、

「症状がないことを基準にしてHIV検査を受けない。」

という判断は間違いです、と言いたいのです。

症状の有無はHIV検査の必要性を判断する上で基準にはなりません。

国立感染症研究所のホームページによれば、

「HIVに感染した人の約2/3は急性期(感染後2~6週間)に急性HIV感染症の症状が出る。」

と書かれています。

すなわち、

「HIVに感染しても1/3の人には急性期にも症状は出ない。」

ということです。

「自分は何も症状が出ないからHIVには感染していない。検査の必要はない。」

とかってに決めつけるのは非常に危険なのです。

症状がないからとHIV検査を受けずにいたら、数年後に「いきなりエイズ」を発症し、エイズ指標疾患を発症した、これが恐れるべき事態です。

冒頭のHIV陽性者239人に対するアンケートでも、HIV検査のきっかけになった理由の第2位は、

「エイズ発症や関連疾患と思われる症状があったから」

これが11.7%で二番目に多い回答でした。

第1位が急性期の症状を気にしての受検に対して、こちらはエイズ関連疾患を気にしての受検です。

これも当サイトで繰り返し書いてきましたが、エイズ発症前に治療を開始するのと、エイズ発症後に治療を開始するのではその後の経過や結果に大きな差があります。

エイズ発症前の治療ではほぼ100%救命が可能なのに対し、エイズ発症後では救命出来なかったり、後遺症が残ることもあります。

現実問題として、症状が気になってHIV検査を受ける人が多いのですが、仮に症状がなくても風俗で遊んだとか、不特定多数の人と関係を持ったなどの事由があれが、HIV検査を受けた方が安全です。

現在の日本では毎年約1,500人ほどの新規HIV感染者が報告されていますが、その約30%はすでにエイズを発症しています。

この30%の方たちの中には、何も症状が出なかったのでHIV検査を受けなかった、という人がいるはずです。

 

◇病院で検査を勧められなくても、自発的に受ける

国立感染症研究所のホームページによると、エイズ治療・研究開発センターの初診患者のうち、

「患者の73%にHIV感染を疑う病歴があったかが、HIV感染症診断に結びついていたのは20%以下」

と書かれています。

これは何を意味しているかと言えば、

「あなたが日頃かかりつけとして利用している皮膚科、内科、泌尿器科、婦人科などでは、HIV感染を疑うべき症状を見逃している。」

ということです。

あなたの身体のどこかに異常を感じて病院へ行き、医師の診察、治療を受け、その中でHIV検査については何も言われなかった。

だからと言って、実はHIV感染の恐れがないかと言えばそうではないのです。

73%の疑わしい病歴がある中で、わずかに20%しかHIV検査を受けていないのです。

 

◇症状をHIV検査を受ける基準にしてはいけない

最後にもう一度理由をまとめておきたいと思います。

1.HIV急性期において、何からの症状が出る人は約2/3であり、残り1/3の感染者には何も症状が出ない。

2.何かの症状で医師の診察を受け、HIV検査を勧められなかったとしても、それは医師の見逃しかも知れない。

要するに、症状がなくても、医師に勧められなくても、あなたご自身がHIV感染の可能性に心当たりがあれば、HIV検査を受けることです。

当サイトでHIV感染の初期症状を詳しく説明していますが、あくまでもそれは症状があった場合の症例に過ぎません。

HIVに感染しても何も症状が出ない人が1/3もいることを忘れないでください。

もしかしたら、あなたがその1/3に入っているかも知れないのです。

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