HIV検査と病院などの血液検査について説明したいと思います。
ネットの相談サイトでよく見かけるのですが、病院などで血液検査を受けたときに、
「HIV検査をされたのか?」
と疑問(不安)を持つ人がいます。それを医療費明細から判断しようすとすのですが、そんなことが可能でしょうか?
◇血液検査の種類
まず、あなたが病院やクリニックなどで受ける血液検査の概要を先に説明したいと思います。病院からもらう医療費明細の分類では、次のような種類があります。
●血液学的検査
●免疫学的検査
●末梢血液一般検査、CRP
●生化学的検査
これらはいったいどんな検査なのでしょうか。そしてHIV検査はどこに分類されるのでしょうか。それぞれの内容をみて見ましょう。
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◇血液検査の内容
●血液学的検査
白血球、赤血球、血小板などを調べる血球検査と、血液凝固検査などがあります。全身の組織や臓器の状態が分かり、異常があればどこがどんなふうに悪いのか、最初の見当をつけることができます。
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●免疫学的検査
がん細胞を見つける腫瘍マーカー検査、HIVや梅毒、C型肝炎などを見つけるウイルス感染症検査、アレルギー検査などがあります。HIV検査はここに含まれます。
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●末梢血液一般検査、CRP
末梢血液一般検査は血液学的検査のことです。CRP検査とは、体のどこかで炎症が起きていないか調べる検査で、血液中のC反応性たんぱくを見つける検査です。CRP検査によって炎症の強さ、程度を知ることができます。
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●生化学的検査
この検査は私がかかりつけの病院で時々受けている検査です。主に肝機能、腎機能、脂質・糖代謝などを中心に人の体液中にある化学物質を定量的に分析、検査するものです。
私はメタボからくる生活習慣病を患っているため、こうした指標をみながら治療を受けています。
◇HIV検査が分かるか?
さて、あなたが病院で血液検査を受けると、医療費明細には今まで説明してきた血液検査の分類が記入されています。そこに「免疫学的検査判断料」と書かれてあったら、ウイルス検査を行った可能性があります。
しかし、免疫学的検査=HIV検査ではありませんから、あなたにHIV検査を行ったかどうかは分かりません。それより以前に、原則としてHIV検査は本人の同意の元でしか検査出来ないことになっています。あなたが知らないうちにHIV検査が行われていた、ということはないのが原則です。
でも、中には事前の説明が不十分で本人がHIV検査であると認識しないまま、HIV検査が行われているケースもあるようです。そんな場合でも後から医療費明細を見ただけではHIV検査の有無は分かりません。
あなたの担当医に直接確認するしか方法はありません。
以上、今回は病院やクリニックで受ける血液検査の種類とHIV検査について説明しました。
■自覚症状なし!あなたの不安を解消するのはHIV検査だけです。
■STDチェッカータイプJ(男女共用)
あなたの自宅でいつでもHIV検査が可能です。早期のHIV検査は救命的検査です。
■HIV・梅毒・B型肝炎!重複感染でより重症化することがあります。
■STDチェッカータイプO(男女共用)
HIV・梅毒・B型肝炎の3種類を同時検査。重複感染が多い感染症です。