あなたがHIVに感染するとあなたの免疫力はどんどん低下し、様々な日和見感染症を引き起こします。
その1つが毛状白板症や口腔カンジダ症などの口腔感染症です。
今回はHIV感染による口腔感染症について説明したいと思います。
あなたの「いきなりエイズ」予防にお役立て下さい。
◇HIV感染による初発症状の約40%は口腔内
東京女子医科大学東医療センター 耳鼻咽喉科 准教授 余田 敬子先生によると、HIV感染による初発症状の約40%は口腔内に発症するそうです。
いや、これは知りませんでした。
HIVに感染した人の90%が何らかの皮膚疾患を発症するのはHIVを扱った専門誌で読んで知りました。
口腔内疾患もまた40%という高率で現れるのですね。
しかもその種類は非常に多く、WHOによるとHIV関連の口腔疾患は40種類もあるそうです。
その40種類全部を調べたかったのですが見つかりませんでした。
むろん、あなたがHIVに感染しなくても口腔疾患は発症します。
過剰にHIV感染を不安視する必要はありませんが、HIV感染の可能性に少しでも心当たりがあればHIV検査を受ける方が安心ですね。
◇毛状白板症とは?
今回は口腔内疾患から毛状白板症について説明したいと思います。
まずどんな症状が出るのか画像をご覧ください。
特徴として、舌の両側の縁に白いひだのような突起がいくつも出来ます。
あるいは太い毛のような病変が出来ます。この白い病変はこすっても取れたり落ちたりしません。
ただ、通常痛みはないそうです。
HIV感染起因の毛状白板症はCD4が200以下になると発症しやすくなるそうです。(「本質のHIV」メディカル・サイエンス・インターナショナルによる)
私が調べた限りでは毛状白板症はEBウイルスによる日和見感染症だそうです。
口腔カンジダ症のような真菌が原因菌ではないため、抗真菌剤では治療できません。治療には抗ウイルス薬を使用します。
ただ、ARTによる抗HIV治療によって免疫力が回復すると毛状白板症も改善されることが多いそうです。
毛状白板症そのものは命に別状があるような重疾患ではありませんが、何しろHIV感染者に多くみられる口腔疾患です。
あなたにHIV感染の心あたり、不安があって毛状白板症を発症したら、これはまずHIV検査を受けた方がいいです。
毛状白板症だからHIVに感染しているとは限ませんが、一方でHIV感染者に毛状白板症が多いのも事実です。
あなたの毛状白板症を診察した医師がHIV感染まで配慮してあなたにHIV検査を勧めるとは限りません。
いや、恐らくは勧めないケースの方が多いと思います。
例え医師が勧めなくてもあなたにHIV感染の不安、心当たりがあればあなたの判断でHIV検査を受けて下さい。
早期のHIV検査はエイズ発症を防ぐ救命的検査となります。
今回の記事を書くにあたって参考にさせて頂いたサイトは以下の通りです。
■Medical Note
https://medicalnote.jp/contents/160425-009-RA
■北海道大学病院HIV診療支援センター
http://hok-hiv.com/for-medic/dental/
■中四国エイズセンター
http://www.aids-chushi.or.jp/care/ronbun/03/03a.html
早期のHIV検査はエイズ発症を防ぎ、救命的検査となります。
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