HIV感染による口腔症状は種類が非常に多く、一説によると43種類以上もあるそうです。
しかもHIV感染の初期から現れる症状も多く、早期発見のきっかけになり得るものです。
当サイトの色々なページで記事にしていますが、かつては致死的疾患であったHIV感染症は現在では慢性疾患に近づきつつあります。
HIVに感染しても早期に見つかればエイズ発症を防ぐことも可能になっています。
そうした医療環境の進歩に伴いHIV感染者の治療は長期化しています。
何十年と続く治療の中で当然ですが歯科治療の機会も出てきます。
ここであなたにご紹介する口腔症状は、『厚生労働省エイズ対策事業 HIV感染症の歯科医療に関する研究』からお届けするものです。
歯を治療する側の立場から作られた口腔症状の資料ですが、私たちが見ても参考になる記事が多数あります。
特にHIV感染による口腔症状は参考になります。
あなたの歯ぐきや唇、舌、これらの口腔に異変があったとき、
「もしや・・・・」
とHIV感染の可能性をチェックしてみて下さい。
なお、口腔症状についての記事は大量にあるため、当サイトでは何回に分けて記事を書いていきたいと思います。
◇こんなにあるHIV感染症による口腔症状
まず、HIV感染症による口腔症状がどのくらいあるのか、その全体像をご覧頂きましょう。この分類はWHO(世界保健機関)によるものだそうです。
1.真菌感染
●カンジダ症
・偽膜性
・紅斑性
・過形成性
・口角炎
●ヒストプラズマ症
●クリプトコッカス症
●ジオトリクム症
・
2. 細菌感染
●帯状歯肉紅斑
●壊死状潰瘍性歯肉炎
●壊死状潰瘍性歯周炎
●放線菌症
● ネコ引っかき病
● 副鼻腔炎
●根尖性歯周炎の増悪
●顎下蜂下織炎
・
3. ウイルス感染
《原因菌》
●単純ヘルペスウイルス
●サイトメガロウイルス
●エプスタイン・バー(E.B) ウイルス
・毛様白板症
●水痘帯状疱疹ウイルス
・帯状疱疹
・水痘
●ヒトパピローマウイルス
・疣贅
・尖形コンジローム
・巣状上皮過形成
・
4. 新生物(がん)
●kaposi 肉腫
●扁平上皮癌
●非Hodgkin リンパ腫
・
5. 神経系の障害
●三叉神経障害
●顔面神経麻痺
・
6. 原因不明の口腔所見
●再発性アフタ性潰瘍
●進行性壊死性潰瘍
●毒性表皮潰瘍
●創傷治癒の遅延
●特発性血小板減少症
●唾液線腫脹
●口腔乾燥症
●メラニン沈着過度
以上のように非常に種類が多いのです。
しかも日頃見かけない名前、読めない漢字が沢山出てきます。これだけをぱっと見ても参考になりませんね。
そこで、当サイトではこの症例の中から出現頻度の高いもの、感染初期から現れるものを中心にいくつかご紹介していきたいと思います。
むろん、私なりに調べてなるべく分かり易く、簡単な言葉であなたにお伝えしたいと思います。
では次回につづきます。
管理人注記:2017年9月8日
なかなか「次回」が書けずにいます。こちらにエイズ指標疾患について調べた記事があるので、ぜひこちらをお読み下さい。
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