HIV陽性者は健康な人に比べて肛門がんの罹患率は80倍だそうです。(諸説あり)
肛門がんとはどんな病気で、なぜ80倍もの罹患率になるのか、私の調べたことを記事にしてみたいと思います。一般的な知識としてお読み下さい。
◇HIV陽性者は肛門がんが多い
私が最近読んだ、こちらの本からの情報です。
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『本質のHIV』岩田健太郎 訳 メディカル・サイエンス・インターナショナル
同書によるとHIV陽性者の肛門がん罹患率は健康な人の80倍も高いそうです。ここではその理由と、肛門がんがどんな病気かを説明したいと思います。
まず、HIV陽性者がなぜ肛門がんの罹患率が高くなるのか、そこからお話しましょう。
肛門がんを発症する大きな要因の1つに、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染があります。私が調べたある医療サイトでは肛門がんの95%はこのHPVの感染によるものだと書かれていました。
このHPVは子宮頸がんの原因にもなります。HIV陽性者の子宮頸がんはエイズ指標疾患の1つにも指定されています。
そして、このHPVの感染率が健康な人に比べてHIV陽性者の方が高いのです。つまりHIV陽性者に肛門がんが多いのは、HPVの感染が多いからです。
HIV陽性者は免疫力が低下していきますからHPVが感染しやすいし、がん細胞が出来易くもなります。また、アナルセックスを行っていたHIV陽性者はHPVの感染率が特に高くなっています。
アナルセックスを行う人にHPVの感染が多いのは、HIV感染がアナルセックスに多いのと同じ理由だと思います。
つまりアナルセックスは避妊の必要がないのでコンドームを使わないことが多く、かつ出血や小さな傷がつきやすい事が感染しやすい理由です。
◇肛門がんの症状
肛門がんの一般的な症状としては次のようなものがあります。
●肛門からの出血
●肛門部の浮腫や痛み、かゆみ
●排便異常
●粘液分泌
などとなっています。
ただし初期にはこうした症状が出なかったり、軽かったりして放置されることもあります。放置しているとがんはどんどん進行してしまいます。
軽い症状でも放置せず、肛門科で専門医に診てもらいましょう。
今回はHIV陽性者に多い肛門がんについて説明しました。
なお、HIV陽性者には肛門がんの他にもエイズ指標疾患に指定されている、子宮頸がん、カポジ肉腫、非ホジキンリンパ腫など、悪性腫瘍が多く見られます。
ただし肛門がんはエイズ指標疾患ではありませんので念のため。
早期のHIV検査はエイズ発症を防ぎ、救命的検査となります。
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