つい最近、あるHIV陽性者の方がご自分の闘病記録をブログで公開され始めました。
まだスタートしたばかりで数記事しかアップされていません。
しかし、その中に非常にショッキングな体験が公開されていました。
ご本人の個人情報に配慮してその一部だけをここにご紹介したいと思います。
◇それは異常なかゆみ、皮膚疾患から始まった
その方のお名前を仮にKさんとします。
Kさんは2015年、急に皮膚の異常なかゆみを覚えます。それはもう、夜も眠れないほどのかゆみでした。
そんな皮膚疾患に襲われてから1ヶ月ほどすると、食欲もなくなり体重がどんどん減っていきました。
更に40度を超える高熱が出てきて、救急外来を受診し、そのまま緊急入院されました。
Kさんを診察した医師は、
●過敏性肺臓炎
●間質性肺炎
を疑って緊急入院の判断をしたそうです。
Kさんはこの時HIVに感染しており、本来ならばここから抗HIV治療に入るはずだったのですが・・・
◇医師でも症状からHIV感染は分からない!
実はKさんが救急外来で診察を受けたとき、診察した医師はKさんに質問しました。
「HIV検査を受けたことはありますか?」
医師はKさんの症状からHIV感染を疑ったのですね。
この医師の質問に対してKさんはこう答えます。
「HIV検査を受けたことはありませんが、感染していないと思います。」
Kさんはまさかご自分がHIVに感染しているなど思ってもみなかったのです。
そして、医師はKさんのこの答によってHIV検査をしなかったのです。
そう、何と医師はHIV検査をしなかったのです!
後にKさんはこの時の回答を悔やんだと言います。
この時点でHIV感染が分かっていれば、1年後にCD4が28まで落ちることもなかっただろうと・・・
私がKさんのブログを読んで、一番驚いたのはここで医師がHIV検査をしなかったことです。
いくらご本人が「感染していないと思う」と言ったとしても、HIV検査を受けていないのだから医学的根拠は何もありません。
「でも、念のためにHIV検査をしておきましょう。」
と言ってくれても良さそうなものだと思うのですが。
自分で、
「まさかHIVに感染しているなんて・・・」
と思い込んでしまうことがいかに危険であることか。
その後Kさんはいったん症状が回復して病院を退院します。
しかし、本当の原因はHIV感染なので、免疫力低下により1年後にニューモシスチス肺炎を発症してエイズ拠点病院へ入院することとなります。
この時、CD4は28まで下がっていたそうです。
言うまでもなくCD4は私たちの免疫力を測る指標の1つで、健康な人なら700~1300ほどあります。
それがKさんはわずか28まで落ちていたのです。
現在ではCD4が500を切ったら抗HIV治療を開始することが推奨されています。
いかにKさんのCD4値28が危険な状態かお分かり頂けると思います。
そのKさんも治療によって徐々に回復し、現在では病院を退院して通院になっているそうです。
◇HIV感染は検査でしか分からない
当サイトで何回書いたか分からないほど繰り返していますが、
「HIVに感染しているかどうかは検査を受けるしか判定方法はありません。」
どんなに怪しい症状を連発していてもHIVには感染していないかも知れません。
またその逆に全く自覚症状がなくてもHIVに感染しているかも知れません。
HIV検査でしか分からないのです。
Kさんほどの重症でなくても、微熱が続く、原因不明の下痢が続く、喉の痛みが続く、そんな症状であなたが病院へ行くことがあるかも知れません。
あるいは発疹などの皮膚疾患で病院へ行くことがあるかも知れません。
そんな時、医師があなたにHIV検査を勧めなかったとしても、あなたに心当たりが少しでもあればぜひHIV検査を受けて下さい。
いや、もっと言えば心当りがなくても可能性があればHIV検査を受けて下さい。
あなたの身を守るのはあなたご自身です。
早期のHIV検査はエイズ発症を防ぎ、救命的検査となります。
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