今回はまぐさんのブログをご紹介します。そこには「いきなりエイズ」の現実が書かれています。まぐさんはサラリと書かれていますが・・・・。

2011年1月。どうも体調が悪いなぁ・・・と思い始めたまぐさん。それから半年後に救急車に運ばれ病院へ。そしてHIV感染とエイズ発症が分かります。

『いきなりエイズ/HIV生活』から

◇まぐさんがいきなりエイズを発症するまで

まぐさんはご自分のいきなりエイズ発症までを3回に分けて記事にされています。発症まで1~3です。その記事を読むと、まぐさんは大方こんな経過をたどっています。

●2011年1月
体調不良の日が多いことに気付く。まぐさんはブログの中でこう書かれています。

「この時にHIV検査をしていたら、もう少し治療もスムーズに進んだのかなぁ。」

うーん、何とも重たい言葉です。いきなりエイズを発症したまぐさんご本人の言葉だけに重みがあります。

●2011年4月
まぐさんは副鼻腔炎にかかります。そしてなかなか治りません。時々38℃近い熱も出るようになります。

●2011年5月
まぐさんは相変わらず副鼻腔炎になったままです。

「体もダルい。タバコを吸うと咳が止まらない。」

状態だったそうです。

そこでまぐさんは耳鼻咽喉科へ行くのですが、そこで今度は口腔カンジダを指摘されます。そして大きな総合病院へ行くと、

「若いからすぐ消えるから問題ないですよ。」

と言われたそうです。そしてまぐさんはその言葉を信じてしまいました。

それを後からまぐさんはこう書いています。

「モロ誤診じゃねーのよ(笑) カリニが酷くなる前に対処出来た最後のチャンスだった気がする。。」

まぐさんが書いているカリニとはカリニ肺炎のことで、現在ではニューモシスティス肺炎と呼ばれています。エイズ指標疾患の代表的な日和見感染症であり、23種類ある指標疾患の中ではダントツに発症例が多い感染症でもあります。⇒『エイズ指標疾患実績』

●2011年6月後半
毎晩のように38C以上の熱がでて苦しい日々を送るまぐさん。何と病院を何ヶ所も回ったそうです。それでも回復に向かう気配はありませんでした。

●2011年6月28日
41℃の高熱、更に呼吸困難。ついにまぐさんは救急車を呼びます。そして病院へ運ばれHIV感染とエイズ発症が分かります。まぐさんのCD4値は24だったそうです。


◇もっと早く医者が気づいていれば・・・

ブログの中でまぐさんご自身も書かれていますが、もしもっと早くHIV感染に気付いていたら。口腔カンジダは免疫力低下によって発症する日和見感染症です。

必ずしもHIV感染によって発症すると決まった訳ではありませんがその前の体調不良を考えればHIVを疑うべきだったのではないかと思ったりします。でもまぐさんを診察した医者は「問題ない」と言ったのです。

私がこれまでに何冊か読んできたHIV専門医が執筆した本にはもっと早い段階で診察した医師がHIV感染に気付いて欲しいと書かれています。

今の日本では年間に新規HIV感染者が約1,500人報告されています。この件数が決して少ないとは言いませんが全国の内科、皮膚科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、婦人科、性感染症科の医師が診察を経験するには少ないのかも知れません。

自分が診察経験のない病気に対してはどうしても後手になってしまうのでしょうか。



◇早期のHIV検査は救命的検査

まぐさんはブログの中でこうも書いています。

「治療が1日、2日遅れていたら助からなかったみたいです・・・」

かつてHIV感染症はエイズ発症による致死的疾患でした。それが今ではARTと呼ばれる治療法でHIVの増殖を抑え、免疫力を回復させることが出来るようになりました。

それでもなお、早期発見、早期治療の方が助かる確率は高いのです。

まぐさんのブログそのものについて私は軽々しくコメントできません。私はHIV感染疑惑に陥ったことはありますが結局陰性でした。本当にHIV陽性の告知を受けた人の気持ちは分かりません。

あなたご自身でまぐさんのブログを読んで見てください。きっと何か感じるものがあると思います。

 

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