HIVとエイズって、どう違うの?
あなたは正確に答えられますか?
世間一般においても、HIVとエイズの定義を正しくとらえて、正確な使い分けが出来てる訳ではありません。
至るところで間違った使い方、2つをごっちゃまぜにした使い方が見られます。まぁ、多くの場合は特別それで大きな問題になることもありません。
どちらかと言えばエイズと表現した方が分かりやすいのか、本来HIVと表現すべきところをエイズと表現していることがあります。
例えば、「エイズ検査」、「エイズに感染する」などの表現は、本来は「HIV検査」、「HIVに感染する」とすべきです。
では、HIVとエイズについてその定義からみていきましょう。
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◇HIVってなに?
HIV=ヒト免疫不全ウイルス(ヒトめんえきふぜんウイルス)
のことです。英語では、
Human Immunodeficiency Virus=HIV
と略します。つまり、HIVはウィルスの名前です。
あなたが良く知っている、インフルエンザウイルスとか、胃腸炎を起こすノロウイルスとか、そういった病気を起こすウイルスの仲間です。
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◇エイズってなに?
AIDS=後天性免疫不全症候群(こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん)
何やらややこしい長い名前ですが、これを英語では、
Acquired Immune Deficiency Syndrome=AIDS
と表記されます。
で、どう言う意味かと言うと、後天的に、免疫不全になって引き起こされる、症候群、すなわち病気の集まりのことです。
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◇HIVとエイズの関係は?
あなたがHIVに感染すると、あなたの体内でHIVは増殖します。同時に、あなたの免疫機能を次々に破壊していきます。
すると、健康な人なら免疫力で問題なく退治出来る病原菌も、あなたはHIVに感染して免疫機能が低下しているせいで退治することが出来ません。
そのため、あなたは色んな病気にかかってしまうのです。
現在、エイズ指標疾患として23種類の疾患が指定されており、HIVに感染した人がどれか1つを発症したときにエイズ患者と認定されます。
つまり、HIVに感染しただけではエイズ患者ではありません。
HIV感染によって免疫力が低下して、エイズ指標疾患のどれか1つでも発症した段階で初めてエイズ患者となるのです。
従って、エイズとは何か単独の病気、症状を指す言葉ではありません。
先ほどもエイズの意味をご紹介しましたが、あくまでも免疫不全によって発症する「症候群」であって、複数の病気の集まりなのです。(現在は23種類)
さて、HIVとエイズの違い、お分かり頂けましたか?
もう一度だけ繰り返します。
HIVはウイルスの名前であり、エイズはHIV感染によって発症する、いくつかの病気の集まりです。
HIVとエイズの細かい表現方法はともかくとして、ここであなたに知っておいて欲しいのは、
HIVに感染したからと言って、ただちにエイズ患者ではない
と言うことです。
これは非常に重要なことです。
なぜなら、現代医学ではHIVに感染してもエイズ発症を防ぐことが可能になっているからです。かつてのように、HIV感染⇒エイズ発症⇒死、といった図式ではありません。
HIVに感染しても、エイズ発症前に検査で分かればエイズを未然に防ぐことが出来る、このことを覚えておいて下さい。
■この記事のポイント
HIVはウイルスであり、エイズはHIV感染によって発症する「症候群」である。
早期のHIV検査はエイズ発症を防ぎ、救命的検査となります。
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