HIV感染症が致死的疾患から慢性疾患に近づいたと言われる今日ですが、それはあくまでもHIV感染が早期に見つかった場合の話です。

「いきなりエイズ」を発症してからHIV感染が見つかった場合においては現在でも死亡したり、何らかの後遺症が残ることがあります。

HIV感染症がいまだに恐ろしい病気であることは変わりありません。

 

◇初診入院した患者の予後は・・・

数年前に購入した本を読み返していたら、ちょっと気になるデータを見つけました。

その本がこちらです。

「HIV感染症 診療マネジメント」 今村顕史 著 医薬ジャーナル社

著者の今村氏は「がん・感染症センター都立駒込病院感染症科医長」です。

この本の中に、今村氏の勤務されている都立駒込病院で5年間に初診で入院となったHIV感染者の予後と後遺症についてのデータが紹介されています。

HIV感染者で初診から入院ということは、すでにエイズを発症していたか、あるいは入院を必要とする症状が出ている、もしくは出る可能性が高いということでしょう。

では、初診で入院となった111人のHIV感染者の予後をみてみましょう。下のグラフ1をご覧ください。

入院した患者の予後
グラフ1.入院患者の予後

111人のうち、そのまま退院した患者さんが93人(84%)、亡くなった患者さんが11人(10%)、他の病院へ転院となった患者さんが7人(6%)となっています。

このデータは入院された患者さんの予後ですから、先ほども書いたようにすでにエイズを発症しているか、他の病気で症状が出ていた患者さんだと思われます。

それにしても10%にあたる患者さんが亡くなっています。これがHIV感染症を早期に発見できなかった現実なのだと思います。

もうひとつデータがあります。こちらは後遺症に関するデータです。下のグラフ2をご覧ください。

退院・転院した100人の後遺症
グラフ2.退院・転院した患者の後遺症

入院した後に退院、あるいは転院した合計100人の患者さんのうち、16%には何らかの後遺症が残っています。これもまたHIV感染を早期に発見できなかった現実の1つなのですね。

 

◇早期のHIV検査は救命的検査

HIV感染症は確かに早期発見できればエイズ発症を防ぎ、慢性疾患に近い病気になりました。

その一方で、自分のHIV感染に気付かず、「いきなりエイズ」を発症した場合、生命の危機に直面したり後遺症のリスクに直面する可能性があります。

当サイトで繰り返し使っているフレーズが、

「早期のHIV検査は救命的検査である。」

これです。

このフレーズはエイズ治療・研究開発センターの岡真一センター長がたびたび使われているフレーズです。それを当サイトでも使わせて頂いています。

まさにズバリHIV感染症の怖さ、HIV検査の大事さを短いフレーズで表していると思います。

もしもあなたにHIV感染の不安、心当たりがあるなら、ぜひ早期のHIV検査を受けて下さい。今日もなお、決してHIV感染症、そしてエイズの脅威が去ったわけではありません。

アイコンボタン早期のHIV検査はエイズ発症を防ぎ、救命的検査となります。

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