HIV感染不安はどんなに感染確率が小さいと分かっていても消えません。
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私はたまにネットの相談サイトでHIV感染の不安を持つ相談者の質問を見ることがあります。そこにはかつての私と同じような人が多くの書き込みをしています。
自分がHIVに感染している可能性があるかどうかを質問しています。
例えば、
『風俗でコンドームなしのセックスをしてしまいました。それから2週間たちますが微熱が続いています。これはHIVに感染したからでしょうか?』
こんな感じの質問です。
あるいは、
『新しくできた恋人とオーラルセックスをしました。1ヶ月になりますがリンパ腺が腫れています。これはHIVに感染したのでしょうか?』
といった質問です。この手の質問はちょっと探せば何年も前から全く同じように繰り返されています。なぜ、いつまでも同じ質問が繰り返されるかと言えば、質問者は安心したくて書き込んでいるからです。私もそうでした。
当然これらの質問に対する回答は、
「HIV検査を受けてみないと分かりません。」
につきるのですが、中には違った回答もあります。
『相手がHIV陽性者であっても、1回のセックスで感染する確率は1%以下です。めったなことでは感染しません。』
あるいは、
『オーラルセックスでの感染は極めてまれであって、まず心配することはありません。』
こんな回答です。
実は質問者はこうした回答を心のどこかで期待して書き込みをしているのだと思います。私も、「その程度では感染しないでしょう。」という回答を見て安心した覚えがあります。
でも、いくらそうしたネット上の安心回答を見ても、すぐにまた不安、心配になってきます。これもまた当然なのです。なぜなら、質問者が本当に心配しているのは、HIVの感染確率ではなく、感染の可能性そのものだからです。
HIV感染確率が限りなくゼロに近くても、例え0.1%でも可能性があるなら、やはり心配なのです。HIV感染を不安に思う人の精神構造は、とてもネガティブであり、のんきに「まぁ大丈夫だろう」なんて気楽に構えることは不可能なのです。
そして、それはある意味大正解です。そのHIV感染を気にする(ある場合には気にし過ぎる)気持ちがHIV検査を受ける強力な動機となり、場合によっては早期発見につながり、エイズ発症防止へとつながるのです。
むろん、HIV感染を心配するあまり、検査結果が怖くて保健所にも病院にも行けない人がいます。私もHIV検査が怖くて3ヶ月間悩み、迷い続けました。
でも、どんなに怖くてもHIV検査を受けること以外に救われる道はありません。「そのくらいの行為なら、まず大丈夫です。」と100回言われても不安は消えません。たった1回、HIV検査を受ければいいのです。
仮に運悪く陽性判定になったとしても、早期発見であれば薬によってエイズの発症を防げるのです。
もしもあなたが、かつての私と同じようにHIV感染不安を持っているなら、ネットの相談サイトに書き込みしたくなる気持ちも分かるけど、それは全くの無駄です。例えHIVの世界的権威が回答してくれても、あながHIVに感染しているかどうかは検査以外に判定方法はありません。
HIV感染を不安に思うあなたの気持ちは分かるけど、どうか勇気を出して保健所に行って下さい。早期のHIV検査があなたにとって救命的検査になるかも知れません。
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