ネットの相談サイトでは今日もHIV感染を心配する人たちでいっぱいです・・・

私自身がかつて深刻なHIV感染疑惑に陥ったとき、何度もネットの相談サイトに書き込みをしました。

「こんな行為をしたのですが、これでHIVに感染した可能性があるでしょうか?」

こんな書き込みです。これは一見、質問しているようで実はそうではありません。

「その程度の行為では感染しません。」

と返事が欲しいのです。相談しているのではなく、安心させて欲しくて書き込みしているのです。

でも、当然ですがそんなネットの相談サイトで不安が消えることはありませんでした。

◇こんなことで不安になる人が大勢いる

私は自分がHIVに感染しているかも知れないと不安になったとき、ネットでHIVやエイズのことを調べました。本屋で専門書も買いました。

そうした知識によって自分のHIV感染リスクを知ろうとしました。

しかし、世の中には自分のHIV感染不安をいきなり他人に質問する人も大勢います。到底、自分でHIV感染について調べたとは思えないような質問をする人がいるのです。

ちょっと自分で調べてみれば、心配するほどのことかどうか、すぐに分かるのに。そう思えるようなレベルの質問が多数出てきます。

それも、毎日、毎日、延々と同じような質問が繰り返されるのです。

では、どんな質問が出てくるのか、その一例をここにご紹介しましょう。

●ディープキスでHIVに感染するか?
唾液で感染するか、という質問ですね。HIVはキスでは感染しません。唾液に含まれるHIVの量は感染に至るほどありません。HIVがキスでは感染しないことはちょっと調べればすぐに分かるのですが、なぜかこの質問は本当に多いです。

●トイレに捨ててあったティッシュを触ったら湿っていた。もしもそのティッシュを捨てた人がHIV感染者だったら、自分も感染する可能性があるか?
そのティッシュにHIVを含む体液が付着していて、それが拾った人の粘膜部や傷口に触れたら感染の可能性があります。指で触ったくらいで感染することはありません。

●HIV感染者の体液が付着した下着、服、タオルなどに触るとHIVに感染するか?
これも前の質問と同じです。下着やタオルにHIVを含んだ体液が付着していたとしても、それが粘膜部や傷口などに接触しなければ感染しません。

●HIVに感染した人が使用したヘッドホンをそのまま次に使ったら感染する可能性があるか?
この質問に至っては意味不明です。ヘッドホンの何から感染するというのでしょう。この心配はHIVが空気感染や肌の接触感染を起こす心配をしているのと同じです。

私はこうした質問をする人たちに対して、決してケチをつけるつもりはありません。かつて私がネットに書き込んでいた質問も他の人から見れば同じようなものだったかも知れないのです。

色々自分で調べて知識が増えた今だからこそ、「ちょっと自分で調べれば分かるのに」と言えるのかも知れません。


◇HIVは普通の日常生活では感染しない

結局、HIV感染についての正しい知識がないので不安になるのですね。HIVは風邪やインフルエンザとは違います。空気感染も飛沫感染もしません。

HIV感染者といっしょに暮していても通常の生活の中で感染することはないのです。この点は保健所や公的医療機関が常に広報に力を入れているところです。

なぜなら、こうした間違った感染不安はHIV感染者に対する偏見と差別を生む恐れがあるからです。

確かに、自分はHIVに感染しているのではないかと不安になることは、ある意味いいことです。HIV検査を受ける動機付けになるからです。

しかし、あまりにHIVのことを知らずに心配したり、不安になるのは考え物です。先ほども書いたように差別や偏見につながるからです。

HIV感染者の衣服から自分に感染するのではないかと不安になる人は、自分が感染することを恐がるだけでなく、HIV感染者そのものを恐がるようになります。

それは1980年代、日本にエイズが入ってきても間もないころ長野や神戸で起きたエイズパニックを振り返ればよく分かります。

◇エイズノイローゼは心の病気

ここでご紹介したような本来感染の可能性がないことが気になって仕方ないという人の中には、エイズノイローゼの人がいます。

エイズノイローゼの人はHIV検査を受けて「陰性」になっても不安が消えません。検査結果を信用できないからです。ある相談者は、半年間に9回もHIV検査を受けたがまだ心配だとネットに書き込んでいました。

それは有料の医療相談サイトの書き込みで、回答した医者は心療内科での診察を勧めていました。その人はHIV感染を心配するよりも心の病気を心配するのが先決ですよね。

もしもあなたが同じようにエイズノイローゼだと思うなら、すぐに専門家に相談した方がいいです。

ともかく、ネット上の色々な相談サイトを見ているとHIV感染を心配する人たちでいっぱいです。今日もまた、過去に何度も繰り返された同じ質問が並びます。

そして、それらの心配、不安に対する唯一、絶対の回答はこれだけです。

「HIV感染が不安なら、検査を受ける以外に不安を晴らす方法はありません」


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