アメリカではポルノ俳優のコンドーム使用が義務付けになりそうですが・・・
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・・◇アメリカのポルノ業界大パニック?
つい最近、こんなニュースが話題を集めています。
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『ポルノ映画でのコンドーム義務付け条例、制定に一歩前進 LA市議会』
これはどんな内容の記事かと言えば、1月10日のロサンゼルス市議会で、ポルノ映画の
撮影現場ではコンドームの使用を義務付ける条例案の採決があって、11対1で賛成が
多かったと言うニュースです。
ただ、採決は来週にも2回目が行われ、その結果で最終的に条例化されるかどうかが決まる
そうです。
実はこのコンドーム条例は昨年のポルノ男優HIV感染騒動から端を発しています。
昨年(2011年)の10月に、アメリカのポルノ男優デリク・バーツ(24)がHIV陽性であることが
検査で判明し、コンドームなしで撮影をした相手の女優さんたちがパニックになりました。
そして、その女優さんの相手をしたデリク以外の男優さんたちも大慌てとなりました。
それでアメリカのポルノ業界は俳優さんたちがHIV検査を受けて安全だと分かるまで、一時休業
となったのです。
こうした騒動もあって、ロサンゼルスのエイズ医療財団(AIDS Healthcare Foundation、AHF)
によるコンドームの装着義務付けキャンペーンが展開され、今回の条例化採決となりました。
当然ですが、今回こうした条例化が検討されているってことは、現在までのところは何も規制が
ない、コンドーム使用の義務はない、と言うことです。
実際には全てのポルノ映画がコンドームの使用なしで撮影されている訳ではないようですが、
あくまでも事業者任せなので昨年のようなHIV感染騒動は起きるべくして起きたとも言えます。
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・・◇では、日本では?
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では、日本のポルノ業界、アダルト業界ではどうなのでしょうか?私が調べた範囲では、アメリカ
の事情と同じで現在までのところ、何も規制はありません。
コンドームを使用して撮影する現場もあれば、使わない現場もあります。映画に出る女優さんは
妊娠しないようにピルを使い、コンドームなしの本番撮影もやっているのです。
しかし、妊娠はピルで防げても性感染症はピルでは防げません。
むろん、業界が全く性感染症のリスクを感じていない訳ではなく、俳優さんたちの性感染症検査は
定期で行っているそうです。(これはアメリカも同様です。)
しかし、どう考えても検査だけで安全とは思えません。
一般的なHIV抗体検査なら、仮に陰性と分かってもそれは3ヶ月前まではHIVに感染していないと
言うだけのことであり、今現在HIVに感染しているかどうか、それは分かりません。
もっとウインドーピリオドの短いNAT検査でも行えばより安全にはなるでしょうが、そんなことを
やっているでしょうか。
ウインドーピリオドの短いクラミジア感染症、淋菌感染症などは定期検査で安心出来るかも知れ
ません。しかし、一番怖いHIV感染はコンドームの使用以外には安全とは言えないような気がします。
「そんなことは言われなくても分かってる!しかし、見るお客は満足しない!」
そんな関係者の声が聞こえてきそうです。コンドームを使うと臨場感がなくなる、迫力がなくなる、
そんな心配なのでしょう。
まぁ、正直私もアダルトビデオ、ポルノ映画を見ることがあります。しかし、あれだけモザイクが
入ってればコンドーム使っていても分からないと思うんですけどね。
あなたはどう思いますか?
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