HIVとエイズの違いを知っていますか?これって基本中の基本ですよね?

たぶん一昨年だったと思うのですが、12月の世界エイズデーの時にネットの動画サイトで色んな特番をやっていました。その中に何人かの若い男女が登場してHIVやエイズについて語る企画がありました。

司会者が若い男女に向かって、

「HIVとエイズの違いを知っていますか?」

と質問しました。

すると出席していた5、6人の男女が全員とも、

「何となく知ってるけど、正確に違いを言えません。」

みたいな回答でした。知っているようでキッチリ正確には知らない人がまだまだいるのですね。

・・◇急性HIV感染症の回答がピンボケ


このページではHIVとエイズの違いを説明するのが目的ではありません。違いを再確認したあなたはこちらのページからどうぞご覧ください。⇒『HIVとエイズはどうちがう?』

私が今回記事にしたいのは、ネット上における「急性HIV感染症」の質問・回答についてです。

当サイトで過去にいくつもご紹介してきたように、HIVに感染すると感染後2週間から6週間くらいの時期に、風邪やインフルエンザに似た症状が出ることがあります。

頭痛や発熱、喉の痛み、下痢、リンパ腺の腫れ、倦怠感などです。これらの症状を急性HIV感染症と言います。あなたの体内にHIVが感染すると、感染して間もない時期はHIV抗体が出来ていないのでHIVはあなたの体内で急増するのです。

そして高レベルのウイルス血症(血液中にウイルスが入って全身に回ること)を起こし、それが急性HIV感染症の原因となります。

やがてHIV抗体ができるといったんHIVは減り、急性HIV感染症の症状も自然と治ります。これはすでに詳しく説明してきました。⇒『急性HIV感染症とは?』

ネット上で多く見られるHIV感染の不安は、ほとんどがこの急性HIV感染症に関するものです。

「性風俗で遊んでから2週間後に微熱が続いています。喉も痛みがあります。これはHIVに感染した可能性がありますか?」

こんな質問です。

この質問に対して、全くピンボケとしか思えない回答を書き込む人がいます。

「HIVに感染してもエイズ発症までは10年くらいかかります。そんなに早く症状は出ません。」

こんな感じの回答です。

これは全くピンボケ回答です。冒頭に私が書いた、HIVとエイズを混同しています。しかもこんな回答を書く人に限って、「エイズ発症までは10年」と書きます。

エイズの潜伏期間が10年だったのはもう昔の話です。今では3年、4年でエイズを発症する例が多く、厚生労働省も警告しています。⇒『エイズの潜伏期間が1年?』

要するに、HIVとエイズの違いも知らない、最新のエイズ動向も知らない、そんな人がネットのHIV相談に回答している訳です。


・・◇医者がピンボケ回答することも?


まぁ、ネットの相談サイトは元々不特定多数の人が書き込む訳で、信ぴょう性が担保されていないのは最初から分かっています。回答を読む方も全て正しいと思って読んでいる訳ではありません。(それにしてもひどい回答が多いです)

ところが、有料の医療サイトで現役の医師が回答する中にもさっきと似たポンボケ回答が出てきます。

「そんなに早くエイズの症状が出ることはありません。」

こんな回答です。

「だらかそれはエイズの症状じゃなくて、急性HIV感染症の症状を心配してるんだよ!」

と言ってやりたくなります。

さすがに医師だけあって、どんな回答をしても最後には必ず

「ご心配ならHIV検査を受けてください。」

の一文はつけています。でも、これも医師に言われなくても常識です。



・・◇そもそも質問する方に問題が・・・


HIVに感染したかも知れないと不安に思う人に対して、ピンボケ回答がある話を書いてきましたが、実は私が最も言いたのはそこではありません。

本当にあなたに知って欲しいのは、

「どんなにHIV感染を心配しても、不安に思っても、結局検査を受けてみないと分からない」

と言うことです。

例えば、急性HIV感染症が感染後2週間から6週間くらいの時期に発症すると言っても個人差があります。早い人はもっと早く症状が出ることあるし、遅い人もいます。

さすがに感染したその日に症状が出る人は皆無でしょうが、ある幅を持って症状が出るのは間違いありません。だとすれば、あなたがHIVに感染したかも知れない日から1週間後に発熱、下痢などの症状が出たらどうでしょう。

1週間は早すぎるからこれはHIVに感染した症状ではないと安心できますか?気になる人は絶対気になるはずです。

仮にネット上で、

「HIVに感染しても1週間後に症状が出ることはありません。」

なんて書いてあっても気休めにもなりません。何を根拠に感染していないと言い切れるのか、全く信ぴょう性に欠けます。

多くの公的医療機関のサイトや、専門書に必ず書いてある通り、

「あなたにHIV感染の不安があるなら検査受けてください。」

これが唯一絶対的な回答なのです。

■「もしかして・・・」 HIV感染が不安になったら迷わず検査。自宅で検査が出来ます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

■この検査の信頼性についてはこちら⇒検査の信頼性について
■この検査を使った人のクチコミはこちら⇒利用者の声

HIV感染症(エイズ)の症状完全ガイド TOP