HIV感染者の病変死亡者数と、エイズ患者数の推移について、厚生労働省エイズ動向委員会のデータから紹介したいと思います。(2018年9月18日付データ)

HIVとエイズの一般知識としてお読み下さい。

 

◇HIV感染者の病変死亡数とエイズ患者数の推移

まず、厚生労働省エイズ動向委員会が発表したHIV病変者数とエイズ患者数の推移をご覧頂きましょう。図1を見て下さい。


■HIV感染者の病変死亡者数とエイズ患者数の推移(図1)

病変死亡数とエイズ患者推移

病変死亡数とエイズ患者推移

 

図1の通り、ここ数年で見ると、HIV感染者の病変死亡者数はほぼ横ばい、新規エイズ患者数はやや減少傾向にあります。

当サイトで繰り返し説明してきたように、1997年ごろから導入が始まったART(多剤併用療法)により、エイズ患者の予後は劇的に改善されました。

HIV感染⇒エイズ発症⇒2年以内に死亡、といった図式を打ち破ることが可能にになりました。HIVに感染してもエイズ発症前にARTによる治療を受ければ、エイズ発症を未然に防ぐことが可能になったのです。

そしてエイズを発症した後であってもARTによって免疫力をある程度回復させることが可能になりました。

ART導入以前はエイズ指標疾患によってほとんどの患者は発症から2年以内に死亡していました。HIV感染症は致死的疾患だったのです。

それがARTによって劇的に死亡者数が激減したのです。図1の通りです。

 

エイズ動向委員会の発表ではエイズで亡くなる患者はこの10年、凡そ10人~20人ほどになっています。ちなみに2017年は18人でした。

一方、新規エイズ患者は2012年の484人をピークに、2017年は413人まで減っています。

ただ、日本の感染症法では、HIV感染者、エイズ患者は必ず届け出の義務がありますが、病変死亡者については任意届となっています。100%の報告義務はありません。

従って、HIV感染者の病変データは実際にはもっと多い可能性もあります。

 

◇HIV感染者・エイズ患者・病変死亡者数の累計

では、ここで1985年から2017年までの累計データを紹介しましょう。(薬害感染者を含まず)

●HIV感染者 19,896人

●エイズ患者 8,936人

●病変死亡者 985人

HIV感染者とエイズ患者の累計合計は28,832人となっています。

更に、国立感染症研究所の2018年速報値によれば、2018年のHIV感染者(エイズ患者を含む)は1,292人でした。これを加えると30,124人となり、3万人を超えます。

抗HIV医療は進歩し続けています。いつかきっと、そう遠くない将来に完治出来る日が来ることを願ってやみません。

 

また、新規エイズ患者と言うのはHIV感染者と認定された人がその後エイズを発症したケースを含みません。そもそもHIV感染者と分かればARTによってエイズを発症しません。

つまり、新規エイズ患者とはエイズを発症した後にHIV感染が分かった患者を指します。いわゆる「いきなりエイズ」の患者です。

日本では新規HIV感染者の約3割が「いきなりエイズ」を発症しています。HIV検査を受けることなく、エイズを発症してしまった人たちです。

繰り返しますが、現在の医学では早期のHIV検査によってエイズ発症を防ぐことが可能です。

今回のデータのようにエイズによる死亡者数は減っていますが、それでもエイズ発症前の治療開始と、エイズ発症後の治療開始ではその後の生存率や後遺症に差があります。

どうぞHIV感染の不安を抱えているあなた、HIV感染に心当たりがあるあなた、早期のHIV検査は救命的検査であることを忘れないで下さい。

アイコンボタンSTDチェッカーは保健所や病院と同じ、第四世代のHIV抗原抗体検査です。

アイコンボタン急性期の検査では第三世代の抗体検査より信頼性が高いとされています。
フッターバナー3

第四世代のHIV抗原抗体検査です!
タイプJ ・HIV検査専用です。(男女共通)
・私はたったの10分で終わりました。

¥4,600+消費税
矢印STDチェッカー タイプJ
重複感染は単独感染より危険です。
タイプO ・HIV
・梅毒
・B型肝検査
(男女共通

¥7,750+消費税
矢印STDチェッカー タイプO
一番人気、主要5項目を同時検査。
タイプE ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌

¥9,200+消費税
矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから