「性風俗で遊んでも、HIV感染を心配する必要はない。」

これ、現役の医師がそう言ってるのですが、あなたは信じますか?

 

◇HIV感染を不安に感じる男性

先日、ある有料の医療サイトを見ていました。会員制で色んな医療相談に現役の医師が回答してくれます。ただし、あくまでアドバイスであって医療行為ではありません。

その中に、ある20代の男性の相談が出ていました。何でも数ヶ月前に性風俗で遊んだそうです。それ以来、どうも体調が悪く、HIV感染を不安に思っています。

性風俗で遊んだ日からすでに3ヶ月以上経過しているので保健所に行ってHIV検査を受ければ不安は解消できます。

 

しかし、この男性はもしも検査結果が陽性だったらと思うと怖くて保健所に行くことが出来ません。

そこで有料の医療サイトで自分の体調の悪い点、具体的な症状を並べて医師に相談しているのです。リンパ節が痛いとか、微熱が続くとか、倦怠感があるとか、そうした症状です。

そして医師の回答は例によって鉄板回答です。

『HIV感染は症状からは分かりません。不安ならHIV検査を受けて下さい。』

どんな医師でも回答はこれしかありません。

男性がどんなに不安に思って相談したところで、この回答しか得ることは出来ません。

間違っても、「その症状なら大丈夫です。」なんて回答する医師はいません。相談すること自体が無駄なのです。

 

◇驚くべき回答をする医師

ところが、その男性の相談に対して驚くべき回答をした医師がいました。

『HIV感染の多くは男性同士の性行為によるものです。相手が女性ならそんなに心配いりません。それに性風俗で感染した事例は少ないのです。』

とまぁ、こんな回答です。

この回答だけを読むと、もしかしたら相談した男性は安心してHIV検査を受けないかも知れません。それってなんと危険なことでしょう。

幸い、他の多くの医師は鉄板回答だったので、相談者はHIV検査を受けます、とコメントしていました。

 

先の医師発言は2つの点で問題だと私は思います。

まず1点目。

『HIV感染の多くは男性同士の性行為によるものです。相手が女性ならそんなに心配いりません。』

医師とは思えないあいまいな表現です。「多くは」とか、「そんなに」とか、これは主観的な表現であり不適切です。

 

実際に新規HIV感染者の感染ルートを見てみると、こんな感じです。

 

■新規HIV感染者の感染ルート(図1)

新規HIV感染ルート

 

図1は厚生労働省エイズ動向委員会が8月に公開した2017年のエイズ動向からのデータを私がグラフ化したものです。

グラフの「同性間」とは全て男性同士であり、女性同士のHIV感染は報告されていません。

ご覧頂いてお分かりのように、主な感染ルートは先の医師の指摘通り「男性同士の性的接触」です。全体の72.6%を占めています。

『HIV感染の多くは男性同士の性行為によるものです。』

と言う指摘は正しいのです。

 

しかし、同時に「異性間の性的接触」によるHIV感染も全体の15.3%発生しています。この15.3%と言う数字、無視出来ますか?

確率で言えば、約7人に1人と言うことになります。

では、

「HIVに感染した人の7人に1人は異性間の性行為で感染している。たったの7人に1人だから安心して。」

あなたそう言われて安心出来ますか?

もしも安心出来るなら相当な楽天家だと私は思います。

 

◇性風俗で感染する人は少ない?

次に気になる2点目。

『性風俗で感染した人は少ない。』

と言う指摘です。

 

私も過去に、

「性風俗の従事者はHIVはじめ性感染症の感染リスクが高いので定期的な検査を受けている。だからかえって安心だ。」

みたいな記事をネットで読んだことがあります。性風俗の元従事者の書いた記事でした。

 

しかし、それが本当にそうなのか、データの裏付けがある訳ではありません。HIVに感染した人が性風俗を利用したかどうかなんて調べたデータにはお目にかかったことがありません。

少なくとも全国規模でそんな調査はやっていないと思います。

 

また本当に性風俗で遊ぶことのリスクを調べようとすれば、HIVに感染した人の中にどのくらい性風俗で遊んだ人がいるかを調べてもダメです。

性風俗で遊んだ人の中にどのくらいHIVに感染した人がいるかを調べる必要があります。つまり、性風俗で遊んだ人と遊ばなかった人を絶対数で比較するのではなく陽性率で比較する必要があります。

 

ところで、世界保健機関(WHO)はHIVに感染しやすいハイリスクグループを5つ指定しています。その中の1つが性風俗産業従事者です。

むろん、一口に性風俗産業従事者と言っても国によってリスクの大小はあるかも知れません。要するにコンドームの使用頻度の問題です。

そして、日本においてもコンドームを使用しないケースがあることはあなたもご存じの通りです。

 

以上、先の医師の指摘には2つの問題点があると思います。性風俗で遊んでHIV感染の不安があるなら、やはりHIV検査を受けるべきです。

他に不安を晴らす方法は絶対にありません。どんな専門医、名医に相談しても無駄です。鉄板回答以外にありません。

『HIV感染は症状から判断は出来ない。少しでも不安を感じたらHIV検査を受けて下さい。』

これしかありません。

 

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