今年の5月24日に厚生労働省エイズ動向委員会から平成23年のエイズ動向が発表になりました。

その発表によると平成23年の新規のHIV感染者は1,056人、新規のエイズ患者は473人でした。エイズ患者については過去最多となっています。⇒『平成24年第1四半期エイズ動向』

さて、国内全般としてはそのようなエイズ動向の中、6月1日から7日まで、「HIV検査普及週間」でした。国と地方自治体が様々なイベントを企画してHIV検査の受検数を増やす取り組みを行いました。少しでも「いきなりエイズ」を減らすべく、早期のHIV検査を呼びかけました。

そして、各都道府県においても平成23年のエイズ動向がどうだったのか数値をあげて報じています。「HIV検査普及週間」に各都道府県が報じた平成23年のエイズ動向の中から、長野県、佐賀県、茨城県、岐阜県、沖縄県の動向をご紹介します。

・・◇長野県の平成23年エイズ動向


長野県における平成23年の新規HIV感染者、エイズ患者は以下の通りでした。

■新規HIV感染者 13人

■新規エイズ患者 6人

新規のHIV感染者とエイズ患者の合計は19人で前年よりも3人増となりました。長野県では平成16年に合計が39人で最も多く、そこから減少傾向にありました。しかし、平成22年から再び増加傾向に転じています。

19人の内訳は、日本人男性が13人、外国人女性が5人、日本人女性が1人です。

また、感染ルートとしては、

■異性間性的接触 11人

■同性間性的接触 5人

となっています。国内全体のHIV感染ルートでは男性同士の同性間性的接触がもっとも多い感染ルートなのですが、各都道府県単位でみれば必ずしもその傾向とは限らないようです。


・・◇沖縄県の平成23年エイズ動向


沖縄県の平成23年エイズ動向は以下の通りでした。

■新規HIV感染者 13人

■新規エイズ患者 11人

特に新規のエイズ患者が多く、人口10万人当りの報告数では全国最多となってしまいました。

■新規HIV感染者 0.92人(人口10万人あたり)⇒全国6位

■新規エイズ患者 0.78人(人口10万人あたり)⇒全国1位

新規エイズ患者が多いということは、HIVに感染していながら気が付いていない人が多いということであり、沖縄県では早期のHIV検査を呼び掛けています。


・・◇佐賀県の平成23年エイズ動向


佐賀県における平成23年のエイズ動向は以下の通りでした。

■新規HIV感染者 3人(過去最多タイ)

■新規エイズ患者 3人(過去最多)

合計6人は過去最多の記録となってしまいました。感染ルートとしては、同性間性的接触が3人、異性間性的接触が2人、不明1人となっています。

また、今年もすでに2人のHIV感染者が報告されているそうです。


・・◇茨城県の平成24年1月から3月のエイズ動向


茨城県における平成24年の第1四半期(1月~3月)のエイズ動向は以下の通りでした。

■新規HIV感染者 4人

■新規エイズ患者 3人

新規HIV感染者の内訳は男性3人、女性1人、感染ルートは異性間の性的接触が2人、同性間の性的接触が1人、不明が1人。

新規のエイズ患者の内訳は全て男性で30代から70代。感染ルートは同性間の性的接触、異性間の性的接触、不明、各1人でした。


・・◇岐阜県の平成23年エイズ動向


■新規HIV感染者 21人(過去最多)

■新規エイズ患者 12人(過去最多)

合計の33人は前年の19人から大幅増となりました。33人の内訳は、男性31人、女性2人です。年代別では、20代10人、30代14人と若い世代に多くなっています。

感染ルートとしては同性間の性的接触が21人、異性間の性的接触が8人、母子感染が1人となっています。

岐阜県内の8ヶ所の保健所で平成23年にHIV検査を受けた人の件数は775件であり、前年よりは増えましたが平成20年の961件からすると減少したまま回復していません。

以上、長野県、佐賀県、茨城県、岐阜県、沖縄県と5県のエイズ動向を見てきました。平成23年は国内全体で新規エイズ患者が過去最多だったこともあり、各県においても過去最多という文字が目につきました。

そして、改めて各県のデータを見て思うのは、

「HIV感染に年齢は関係ない」

という事実です。茨城県では今年の第1四半期に70代のいきなりエイズを発症した患者が報告されています。70代であってもHIVは感染します。全国的な傾向でも高齢者のいきなりエイズ患者は多いのです。

あなたは決して、

「HIVやエイズは若者の病気」

などと思わないようにご注意ください。

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