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インドのHIV感染

インドのHIV感染者は人口に対して約0.4%であり、米国の2倍程度ですが・・・・

でも、HIV感染者の実数としては、インドが510万人、米国は60万人で、8.5倍です。


インドのHIV感染者は2005年データで約510万人と推定されており、南アフリカの530万人に次いで世界で2番目に多いとされています。ただ、インドの人口は約12億人もいるため、人口に対する感染者の割合では0.4%ほどになります。

当たり前の話ですが、いくら比率が小さくても分母の人口が世界第2位の12億人ですから、HIV感染者の実数はとても多いのです。

・・◇インドにおけるHIV感染者の実情


先ほど、インドのHIV感染者数は推定510万人と書きましたが、別のデータでは、2007年にはすでに570万人に増えており、南アフリカを上回る世界一HIV感染者の多い国だとする資料もありました。

しかし、一方では、インドのHIV感染者は約240万人とするデータもあり、実に先ほどのデータの半分です。いったい、どちらが本当なのか、よく分かりません。HIV感染者の世界的な動向について、最も信頼できる情報の1つは、UNAIDS/WHOという国際機関のデータだと思います。

しかし、私が調べた限りではUNAIDS/WHOのデータは世界をいくつかのブロックに分けたデータしかなく、インド一国のデータが見つかりませんでした。唯一、国別のデータが1つだけあったのですが、残念なことに調査年度が明記されておらず、いつのデータなのか分かりませんでした。

ちなみにそのデータによると、インドのHIV感染者は510万人で、南アフリカは530万人とされていました。どちらも推定だと思うのですが、何せインドは人口が12億人もいるため、推定精度の点では南アフリカより難しいのではないでしょうか。

とにかく、インドが南アフリカと並んでHIV感染者の多い国であることは間違いありません。

・・◇秀逸なHIV予防キャンペーン!


2002年にインドで展開されたエイズ予防キャンペーンをあなたにご紹介したいと思います。今から10年も前のキャンペーンなのですが、実によく出来たキャンペーンだと思います。

そもそも、インドでは宗教的背景から性についてオープンに語ることが少なく、エイズについても十分な教育や予防の啓もう活動が十分には行われていません。

そこでPSIというNGO団体が考え出したエイズ予防キャンペーン、これが実に秀逸なのです。ニュースソースはこちらです。⇒『もっと身近なエイズ予防』

そのエイズ予防キャンペーンCMは、第1話から第5話までの連続ものでした。

●第1話 「果たして、Balbir Pashaはエイズにかかってしまうのか?」

いきなり、Balbir Pashaという男性の名前が出てきて、色んな人が、

「果たして、Balbir Pashaはエイズにかかってしまうのか?」

という会話を繰り返すだけのCMが3週間放映されました。Balbir Pashaなる男性本人は登場しません。いったいBalbir Pashaとはどんな男性なのか、謎なのです。むろん、インドで有名な名前でも何でもありません。

このCMを放映すると同時に、バスや電車や映画館などに、「果たして、Balbir Pashaはエイズにかかってしまうのか?」というポスターがべたべた貼られました。

Balbir Pashaって、いったい誰だ?人々の関心が集まります。

●第2話 「Balbir Pashaはいつもちゃんとコンドームをつけていないかもしれない…Balbir Pashaはエイズにかかっちゃうの?」

第2話は酒場で2人の男が争うシーンが出てきます。

男A:「ところで、Balbir Pashaはエイズにかかってしまうのかな?」

男B:「お前みたいに暮らしてたら、そのうちかかるよ」

男A:「どういうことだよ!ムカッ」

ここで男性Bは冷静にこう答えます。

男性B:「だって、お前みたいに酔っ払って女のところへ行ってたら、コンドームを忘れることもあるだろ。1回でもコンドームをつけるのを忘れたらエイズにかかるかもしれないんだぞ!」

そして最後に、

「Balbir Pashaはいつもちゃんとコンドームをつけていないかもしれない…Balbir Pashaはエイズにかかっちゃうの?」

というメッセージが出て第2話は終わります。

●第3話 「Balbir PashaはManjulaとしか寝ていない。でもManjulaは他の男とも寝ている。Balbir Pashaはエイズにかかっちゃうの?」

どこかで聞いたことがあるようなセリフですね。「あなたの元カレの元カノの元カレの・・・・」ってあれです。HIVの感染連鎖は怖いというお話です。

第3話はある男が風俗に遊びにいって、ベッド上で風俗嬢とBalbir Pashaについて話すシーンが映し出されます。そして、最後に、

「Balbir PashaはManjulaとしか寝ていない。でもManjulaは他の男とも寝ている。Balbir Pashaはエイズにかかっちゃうの?」

というメッセージで終わります。

●第4話 「Balbir Pashaは健康に見える人とだけ『関係』を持っている。でも外見は健康そうでも、エイズにかかっているかどうかはわからない。Balbir Pashaはエイズにかかっちゃうの?」

第4話は、健康そうなカップルがBalbir Pashaについて語り合うシーンが流れます。そして最後のメッセージが上記なのです。そして、このキャンペーンを作ったNGO団体であるPSIの電話番号が映し出されるのです。

●第5話(最終回) 「私はBalbir Pashaにはなりたくない!でもどうしたらいいの?…HIV/AIDSに関する疑問があったら、こちらのホットラインへ!」

いよいよ第5話、最終回は上記のようなメッセージが流れます。そしてエイズホットラインへ多数の相談電話がかかり、キャンペーンは大成功だったそうです。

このキャンペーンCMのミソは、Balbir Pashaなる男性本人が登場しないことです。毎回、色んな会話の場面で名前が出てくるのに、実体は不明のままです。そこでこのCMを見た人の興味がわきます。「Balbir Pashaっていったいどんなヤツだ?」そう思いますよね。

そして、同時にこのCMを見た人は、どこの誰だかは分からないBalbir Pashaに自分自身を重ね、お酒に酔ってコンドームなしのセックスをしたり、性風俗でもコンドームなしは危険であること、更にはどんなに信頼できる相手であっても、過去にさかのぼったときにHIV感染の可能性があること、などに気が付きます。

こうした話題性やエンターテイメントを意識したCMは若者に非常に効果的なのではないでしょうか。若者を理屈や道徳で説得するのではなく、共感を呼び起こしてHIV検査を受けてもらう、これが大事なように思います。

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