急性HIV感染症の症状の1つに微熱があります。危険行為の後に原因不明の微熱が続くと、「もしかして・・・」と不安になったりします。
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当サイトのトップぺージにも載せていますが、発熱は急性HIV感染症の中でも非常に発症頻度の高い症状です。
もしもあなたがHIVに感染すると、感染から2週間後くらいにあなたの体内で急増したウイルスが血管に入り全身にまわります。
この高レベルのウイルス血症によって発症する症状が急性HIV感染症です。
しかし、発熱、微熱という症状はそんなに珍しいものではありません。
風邪をひけば熱が出るのは当たり前だと思うし、原因は何だかよく分からないけど微熱が出ることもあります。
ある医療サイトによれば、微熱という症状はその4割近くが原因不明なのだそうです。
しかし、発熱、微熱が珍しくも何ともない症状であっても、まったく無視するのは危険です。
もしもあなたにHIV感染の心当たりの行為があって、しかも微熱が続くようならそれは要注意、ぜひHIV検査を受けることをお勧めします。
医学誌「綜合臨牀」2006年増刊号の記事の中に、急性期のHIV感染を見逃さない注目点として、
『抗生物質の効かない原因不明の発熱を認めた場合は、常に急性HIV感染症を鑑別すべきである。』
と、書かれています。
当サイトのいろんな記事で書いていますが、早期のHIV感染発見はエイズ発症を未然に防ぐことにつながります。
まさに早期のHIV検査は救命的検査になりうるのです。
ここで、私の親しい女性の友人の例をご紹介しましょう。
その女性は今年ちょうど50歳で、普通の家庭の専業主婦です。
私とは家族ぐるみのお付き合いがあり、しょっちゅう会っては色んな話をする間です。
その彼女がここ2ヶ月くらい、ずっと微熱が続いていました。それでけっこう大きな病院で診てもらったそうです。
最初は風邪薬をもらったのですが、いっこうに効き目がありません。それで少し詳しく検査をしたところ、肝機能に異常が見つかりました。
それで肝炎をはじめとする肝機能障害からくる微熱ではないかと、更に精密検査を受けたそうです。
その結果は大した異常ではなく、治療を要するようなレベルではありませんでした。
結局、微熱の原因はいくら調べても分かりませんでした。
ところが、実は彼女は何年も前から1つ持病を抱えていました。自律神経失調症です。
まさかこのせいで微熱が出るとは思っていなかった彼女ですが、思い余ってかかりつけの医師に相談してみました。
すると、神経熱で微熱が出ることがあると言われたそうです。
特に薬を飲んだりするような治療は不要で、高熱がでたら市販の解熱剤を使うように指示されたのでした。
彼女の場合はいくら内科で診てもらっても分からないはずです。微熱の原因は心療内科の範疇だったのですから。
もしかすると、彼女の場合も原因不明のまま終わっていたかも知れません。
この彼女の例のように、非常に原因が分かりにくい微熱、発熱があります。
当然ですが、微熱が続けば倦怠感もでてきます。ますます急性HIV感染症を思わせる症状となります。
結局、現実的な問題としてHIV感染と微熱の関係は、考えなくてはならない2つの側面があります。
1.HIV感染後の急性期に現れる症状として、発熱、微熱は非常に頻度が高い。
この早期の症状を見落とすことなく、早期発見につなげることが大事である。
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2.微熱は肉体的な原因の他にも神経からくる発熱もあり、原因不明とされることも珍しくない。
誰でも微熱がでる可能性があり、微熱が出たからと言って必要以上にHIV感染を心配する必要はない。
この2つは互いに相反することを言ってるようですが、そうではありません。
必要以上に心配する必要はないが、無視するのも危ない、というのが真意です。
では、具体的にはどうするか?
あなたにHIV感染に思い当たる過去、行為があって、なおかつ微熱が続くようなら迷わずHIV検査を受けることをお勧め致します。
HIV感染の可能性を判定するにはHIV検査以外に方法はありません。
あなたがHIV検査を受けずにいれば、微熱が出るたびに不安になり、微熱が続いている間はずっと気になることでしょう。
そのストレスは精神衛生上もよくないし、微熱の原因が私の友人女性のように神経からきていれば余計に悪くなるかも知れません。
あなたにHIV感染の不安があるなら、早期のHIV検査は救命的検査になりうることを忘れないでください。
HIV検査は全国の保健所で無料・匿名で受けられます。
でも、どうしても保健所には行きたくないあなたは、自宅でHIV検査も可能です。
早期のHIV検査はエイズ発症を防ぎ、救命的検査となります。
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