HIV-1とHIV-2はどう違う?

管理人注記 2012年 3月 13日 「HIV-2について」にて追加情報追記

HIV-1とHIV-2とはどうちがうのでしょうか?

そもそも、HIV-1ってなに? HIV-2ってなに?

きっとあなたはそう思うでしょうね。

実は、HIVには、HIV-1とHIV-2の2種類があるのです。

現在までのところ、日本国内ではほとんどがHIV-1が感染しており、HIV-2の感染例は
数件しか報告されていません。

では、このHIV-1とHIV-2はどう違うのでしょうか?
実はこの2つ、同じHIVではありますが、生れた(?)起源が違うのです。

◇HIV-1はどこからやってきた?
HIV-1と言うウイルスは、もともとはチンパンジーに免疫不全を起こすウイルスで、それが
人間に感染して生まれたと考えられています。

◇HIV-2はどこからやってきた?
HIV-2は西アフリカに生息するスーティーマンガベイと言う、オナガザル科の猿に免疫不全を
起こすウイルスが起源と考えられています。

こちらのサイト に、スーティーマンガベイの写真がありました。
よかったら見て下さい。⇒「ニンバ山に生息するスーティーマンガベイ」

◇HIV-1とHIV-2の感染地域は?
HIV-1が世界中に感染して広まっているのに対して、HIV-2は主に西アフリカを中心に感染が
広まっています。

ウイルスの発見としては、HIV-1が発見されたのが1983年、HIV-2が発見されたのはそれから
3年後の1986年でした。

◇日本国内の感染状況は?
日本国内においては、HIV-1が見つかったのは1985年であり、HIV-2が見つかったのは
2006年、西アフリカで輸血を受けて感染した例が最初とされています。
(「これでわかるHIV/AIDS診療の基本」南江堂より)

そして、HIV-2はその後2007年に2例、2008年に2例と複数の感染が見つかっています。

このうち2例については、来日中の西アフリカ男性と性交渉を 持った日本人女性が感染した
ものと分かっています。

この報告例以外は全てHIV-1であり、日本ではほとんどがHIV-1と言うことになります。

◇感染症としてのHIV-1とHIV-2の違いは?
HIV-1とHIV-2では、HIV-2の方が感染力は弱く、進行も遅いと言われています。

しかし、HIV-1に対してHAART療法と言う治療方法が確立しているのに対して、 HIV-2に
対しては治療法がまだ確立していないそうです。

この点からもHIV-2の感染拡大に対しては用心が必要ですね。

◇HIV-1とHIV-2の違いによって、何か注意すべき点は?
HIV検査の種類によっては、HIV-1のみ検査可能で、HIV-2の検査が出来ないものが
あります。

あるいは、HIVに感染して1ヶ月、2ヶ月目くらいにHIV検査を受けた場合、HIV-1は
検出出来るけどHIV-2は検出出来ないことがあります。

先ほども説明したように、日本国内ではほとんどがHIV-1なのですが、しかしHIV-2の
感染可能性もゼロではありません。

もしもあなたがHIV検査を受ける場合には、検査実施機関の指示に従って、検査を
受けて下さい。

保健所などででは必ずHIV-1、HIV-2の両方が検査出来るような検査の受け方を、
あなたに指示してくれます。

■この記事のポイント
HIVには、HIV-1とHIV-2の2種類があり、日本国内ではほとんどがHIV-1である。

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「生存率」・「いきなりエイズ」・「潜伏期間」 3つのキーワードとデータが物語るエイズのリスク。

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