HIV・エイズの症状>HIVによる認知障害

HIV感染者が治療を受けてエイズを発症しなくても、長期治療中に軽度の認知障害を起こす例が増えているそうです。

HIV感染による認知障害と言えば、真っ先に思いつくのは「HIV脳症」です。HIV脳症は23あるエイズ指標疾患の1つであり、かつては治療末期に現れることの多い症状でした。顕著な認知障害をお越し、同時に運動障害も起こします。

そして発症から半年くらいで他の合併症と共に死亡に至るケースが多かったのです。

◇ART開始後のHIV脳症

ところが、1997年以降に開始されたARTと呼ばれる抗HIV医療によって予後は劇的に改善されました。HIVに感染しても体内でのウイルス増殖を抑えることが可能になり、エイズ発症も防ぐことが可能になったのです。従ってHIV脳症によって死亡する患者も減りました。

ところが、最近になって長期のART療法の過程で軽度の認知障害を起こすHIV感染者が増えているとする報告が出されています。これをHIV関連の神経認知疾患(HAND)と呼ぶそうです。⇒API-net

ARTが始まった頃はHIV脳症は過去の疾患とまで言われていたのに、エイズを発症しなくても軽度の認知症を発症し、そのまま放置していると重症化することもあるのです。

具体的な症状としては、

●認知機能障害(物忘れ、言葉がでてこない)

●運動機能障害(バランスがとれない)

●行動異常(服装に気を遣わない、社会に無関心)

などが見られます。

本人に自覚症状がない場合も多く、詳細な検査によって見つかることもあるそうです。そうした軽度な症状まで含めると、HIV感染者の2割から4割にも達すると指摘する専門家もいます。⇒国立国際医療研究センター病院エイズ治療・研究開発センターの田沼順子専門外来医長

治療法と今後の課題

こうした軽度な認知症も放置すれば重症化する可能性があり、早期発見早期治療が大事です。田沼氏によると脳内に届きやすい薬を使うことが有効だそうです。

ただ、入院を必要とするような患者の場合でも、HIV感染者であることから入院を拒否する病院もあるそうです。そのため、

「診療に当たる医師がまず関心を高めることが大切」

と田沼氏は指摘されています。

なお、HIV脳症についてもっと詳しく知りたいあなたはこちらからどうぞ⇒『HIV患者の神経学的/心理学的問題』

HIV・エイズの症状>HIVによる認知障害

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