日本エイズ学会による、

HIV感染症「治療の手引き」第20版(2016年12月)

からの情報です。

CD4数によらず、HIV治療(ART)の開始が最も強く推奨される患者とは?

そこからあなたや私が注意すべき点とは?

【今回のテーマと目次】

●テーマ:ARTの開始が最も強く推奨される患者とは?

1.こんな患者はすぐにでもART開始!

2.私たちが注意すべき点とは?

3.まとめ

1.こんな患者はすぐにでもART開始!

HIV感染症「治療の手引き」第20版(2016年12月)によると、こんな患者は早期のART開始が最も強く推奨されるそうです。

すなわち、早急にARTが開始されるべき患者です。

①妊婦

②エイズ発症患者(HIV関連認知症およびエイズ関連悪性腫瘍を含む)

③急性日和見感染症の患者

④CD4陽性リンパ球数<200/mm3の患者

⑤HIV腎症の患者

⑥急性HIV感染症/HIV感染早期の患者

⑦HBV重複感染者

⑧HBC重複感染者

以上の8項目に該当するHIV感染者については、早期のART開始が望ましいとしています。

従来はART開始時期決定の目安の1つにCD4数の値を使っていました。

しかし、上記8項目に該当するような患者についてはCD4数よりもっと優先すべき事情があると言うのです。(④を除く)

まず、①の妊婦は分かりますよね。そのままだと母子感染が発生する恐れがあります。

また、⑤についてですが、HIV感染者には慢性の腎臓病が多いのだそうです。

ある調査によると、HIV感染者の87.8%に慢性腎臓病の可能性が認められ、そのうち16%はステージ3以上だそうです。(https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/100/5/100_1319/_pdf)

こうしたデータがある一方で、ART開始後は腎臓病の進行が遅くなることも確認されているそうです。

従ってHIV腎症については免疫力低下の基準とは別に早期のART開始が推奨されるのです。

また、⑦番、⑧番も深刻です。

HBVとはB型肝炎ウイルス、HCVとはC型肝炎ウイルスです。

こうしたウイルス性肝炎とHIVが重複感染した場合、症状が重症化したり、進行が早まったりすることがあります。

先ほどの治療の手引きにはこう書かれています。

『HIV感染症があるとHBV感染症が慢性化しやすく、肝疾患関連死亡率が上昇するという臨床知見の蓄積がある。』

ちょっと表現が固いですが、要するにHIVとHBVの重複感染ではB型肝炎が慢性肝炎となりやすく、また関連死亡率も高くなる、と言うことです。

C型肝炎についてもこう書かれています。

『(HIVとHCVの)重複感染例の肝硬変への進行率は、HIV非感染患者の約3倍に達する。CD4陽性リンパ球数が少ない患者では、進行率は更に高くなる』

と、書かれています。

一般に肝疾患は、肝炎⇒肝硬変⇒肝がんのコースをたどります。

従って上記のように肝硬変への進行率が健康な人より3倍も速いと言うのは大問題です。

以上のようにHIVとHBV、HCVとの重複感染は非常に危険であり、早期治療が必要です。

こうしたウイルス性肝炎患者を始め、先ほどの8項目に該当するHIV感染者には一刻も早いART開始が望まれる事になります。

 

2.私たちが注意すべき点とは?

さて、先ほど書いたART開始が強く推奨される患者の治療は、ハッキリ言って専門家にお任せしておけばいい話です。

少なくとも医療には素人の私ごときがここで話すことでもありません。

しかし、いかに医学が進歩し新薬が開発され名医がいようとも、あなたや私にしか出来ないことが1つあります。

何だと思いますか?

それは、

「自らの意思で早期のHIV検査を受ける。」

と言うことです。

エイズを発症してからのHIV検査は当然あなたを診察した医師があなたに勧めてくれます。

エイズ発症に至らなくても皮膚疾患や極端な体重減、長期の微熱などの症状があれば同じくHIV検査を勧めてくれる可能性は高いでしょう。

しかし何も症状が出ていない段階でHIV感染を疑い、検査を受けるにはあなた自らの意思で保健所や病院へ行くしかありません。

なぜなら、症状がなければ病院へ行くこともないでしょうし、医師が診察することもないからです。

私たちは治療のことは専門家にお任せするとして、まずは早期にHIV検査を受ける、そこに注意すべきです。

あなたが少しでもHIV感染の不安を感じたり、感染に思い当たる行為があったのなら、早期のHIV検査を受けるべきです。

あなたの意思によってしか、早期のHIV検査は実現しないのです。

 

3.まとめ

今回、HIV感染者の中でも早期のARTが強く推奨されるのはどんな患者なのか、それを紹介してみました。

しかし、今回の8項目に該当しなくても、早期の治療開始が免疫力低下を防ぎ、予後に大きく影響を及ぼすことは専門医が指摘しているところです。

今やHIV感染症の大きな課題はいかに早期にHIV感染を見つけるか、そこだと思います。

それには早期のHIV検査しか方法はなく、あなたや私の危機意識、そしてHIV検査を受ける決断が必要とされています。

まさに早期のHIV検査は救命的検査となります。

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