HIV検査を受けるとき、心の準備は必要でしょうか?

私はかつて自分がHIVに感染しているのではないかと不安になってHIV検査を受けたことがありあす。でも、すんなりHIV検査を受けられた訳ではありません。なかなか心の準備が出来なかったのです。

・・◇あるHIV陽性者の手記


ちょっと前にあるHIV陽性者の手記を読みました。その人は保健所でHIV検査を受けました。そして1次検査で陽性となりました。ただちに確認検査を受けます。その検査結果が出るまで2週間の間が空きました。その人は、かなり高い確率で自分がHIVに感染していると考えました。

そこで、2週間の間ずっとエイズの情報を集めました。どんな治療を行うのか。費用はどのくらいかかるのか。どんな支援が受けられるのか。日常生活や仕事はどうすればいいのか。ずっとそんな情報を集めては考えました。

そして2週間後、確認検査で陽性判定が出たことを告げられます。むろん、かなり動揺はしたのですが、この2週間の間に色々なことを知ったおかげで、それほど大パニックになることはなかったそうです。

そして、その人は手記にこう書いてありました。

「もしも、この2週間がなくていきなりHIV陽性確定と告知されていたら、きっと大パニックになっていただろう。」

その人は2週間の間にもし自分がHIVに感染していたら・・・と、頭の中でシュミレーションすることが出来たから、現実にHIV陽性を告知されてもその現実を受け入れることが出来たのです。

むろん、皆が皆、この人のようにはいかないかも知れません。頭でシュミレーションするのと現実とは天地の差があるかも知れません。


・・◇検査結果を聞きに行けない人がいる


話はちょっと変わりますが、あなたもご存知のように、全国の保健所ではHIV検査を無料・匿名で実施しています。その保健所でのHIV検査の体制、実績について厚生労働省がまとめた資料があります。

それが、『HIV検査相談に関する全国保健所アンケート調査報告書(平成22年)』です。

この中にとても気になるデータが紹介されています。

●HIV陽性結果を伝えた件数のデータ
検査でみつかったHIV陽性件数    241件
HIV陽性結果を伝えた件数       214件

平成22年に全国の保健所でHIV陽性が判明した件数は241件なのに、HIV陽性の事実を伝えた件数は214件しかありません。27件は告知が出来ていないのです。

つまり27人のHIV受検者は、1次検査でHIV陽性となり、ただちに確認検査を受けたのですが、その検査結果を聞きに保健所に行かなかったのです。何しろ保健所では匿名検査なので、本人が検査結果を聞きに来ないと連絡の取りようがありません。

なぜ、そんな大事なことを聞きに行かなかったのか。これは私の想像でしかありませんが、検査結果を聞くのが怖かったからではないでしょうか。自分のHIV陽性が確定するのが怖かったのではないでしょうか。

私が自分のHIV感染不安に怯えながらもHIV検査を受けることが出来なかったのも、もしHIV陽性だったらどうしようという恐怖からでした。HIV陽性という事実を目の前に突きつけられることが途方もなく怖くて保健所に行けませんでした。

むろん、私の場合は1次検査を受ける前の恐怖であり、前述の27人の方は確認検査の結果を聞く前の恐怖だからまるで事情は異なります。私なんかとは比べものにならないくらいの不安、恐怖があったと思います。


・・◇このサイトで情報発信を続ける意味


私はこのサイトで急性期のHIV感染症の症状を記事にしています。それは、こんな展開を期待しているからです。

急性期のHIV感染の症状を知る⇒自分のHIV感染を疑う⇒HIV検査を受ける⇒いきなりエイズを防止する

これは私自身がHIV感染の不安を持って悩み、やっとの思いでHIV検査を受けた体験が元になっています。私の検査結果はたまたま運が良くて陰性でした。でも、陽性判定が出ても不思議でない状況だったのです。

私としては、HIV検査を受けた段階ではかなりの高い確率で陽性判定が出ると思い込んでいました。だから3ヶ月もHIV検査を先送りにしたのです。

その私がHIV検査を受けることが出来たのは、仮にHIVに感染していても早期発見、早期治療すれば、エイズを発症せずに仕事も続けられると知ったからです。エイズで死にたくない、その思い一点でHIV検査を受けることが出来ました。

もし、私がHIV感染の不安ばかりを持っていて、HIV感染⇒エイズ⇒数年先の死亡、こんな間違った古いイメージを持っていたら、HIV検査を受けずにいたかも知れません。

HIVやエイズに関する正しい情報、正しい知識を学んだからこそHIV検査を受ける、という正しい選択が出来たと思っています。また、冒頭のHIV陽性者の手記を読んでも、同様にエイズの正しい知識、情報は大事だと思います。

もしかしたら、先ほどご紹介した保健所に検査結果を聞きに行かなかった27人の中には、エイズが死の病だと思って検査結果を知っても仕方ないと思った人がいたかも知れません。

どうせ治らない病気なら、検査結果を聞いても怖い想いをするだけで何もプラスにはならないと思った人がいたかも知れません。もし、そんな人が27人の中に1人でもいたら、とても残念なことです。

「いや、保健所で1次検査の結果を伝えるときに、そんなことは十分フォローしているはずだ。」

とあなたは思うからも知れませんね。確かに必ず1次検査、確認検査の意味は伝えることでしょう。でも、確認検査で陽性だった場合のことはどこまで伝えていたでしょう。

「それは確認検査で陽性になったら、その時に初めて話すべきことだ。」

と保健所側が思っていたかも知れません。

1次検査で陽性と伝えられただけで大変なショックを受けることは容易に想像できます。保健所の人の話をどこまでしっかり聞けるか、もし私がその場にいたら全く自信がありません。上の空かも知れないです。

だから、自分一人になって、自分が不安に思うこと、知りたいことを調べるのは大事だと思います。まさに冒頭の手記を書いた人のケースです。そして同じレベルで比べることは出来ませんが、私のケースも事前情報あればこそです。

だからこそ、私はこの「HIV感染症(エイズ)の症状完全ガイド」が、あなたがHIV検査を受ける決心のお手伝いになればと願うのです。このサイトの記事が、HIV検査を受けるあなたの心の準備になればと願っています。

*誰にも知られず、いつでも簡単にHIV検査ができます。私はたった10分でした。

・STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共通)

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