HIV感染症によって脂漏性皮膚炎を発症することがあります。

『HIV感染に伴う皮膚疾患』を特集した雑誌、「Visual Dermatology」(秀潤社)によると、脂漏性皮膚炎は皮脂腺の働きが活発な乳幼児と中高年の男性に多い病気です。

そしてHIV感染者と、非HIV感染者では脂漏性皮膚炎の発症率に大きな差があります。

●非HIV感染者の脂漏性皮膚炎発症率・・・3%~5%

●HIV感染者の脂漏性皮膚炎発症率・・・30%~83%

このようにHIV感染者ではかなりの高い確率で脂漏性皮膚炎を発症します。

あるHIV感染者のブログでは脂漏性皮膚炎がきっかけでHIV感染が分かったとありました。(検査を受けた結果です)
また、「Visual Dermatology」の中にも慢性化した脂漏性皮膚炎の治療過程でHIV感染が見つかった事例が出てきます。

むろん脂漏性皮膚炎そのものは別に珍しくもない皮膚疾患なので、ただちにHIV感染と決めつけることはできません。しかし、一方ではHIV感染者の多くに見られる皮膚疾患であることも事実です。

ここでは脂漏性皮膚炎について説明したいと思います。もしもあなたにHIV感染の心当たり、思い当たる行為があって、しかも脂漏性皮膚炎の症状が出ていたら念のためにHIV検査を受けることをお勧め致します。

◇脂漏性皮膚炎とは

先ほども書きましたが、脂漏性皮膚炎そのものは別に珍しくもない、よく見られる皮膚疾患です。ネットで検索すれば多くの人が脂漏性皮膚炎で悩んでいる記事が出てきます。

頭皮で発症すればフケ、かゆみ、炎症、抜け毛の原因となります。顔に発症すれば赤い斑点、かゆみがあり、表皮の角質層が剥離して、鱗(うろこ)状のかさぶたのようになることもあります。(鱗屑=りんせつ)

通常、脂漏性皮膚炎を発症する原因としては、

●皮脂腺の分泌異常

●ストレス

●栄養の偏り

●不適切なスキンケア

●気候的な要因

●マラセチア菌

などが考えらえます。特に最後にあげたマラセチア菌については専門家が大きな要因として指摘しています。このマラセチア菌というのは常在菌の一種で、脂漏性皮膚炎を発症していない健康な人にもいます。

通常はとても弱い菌で悪さをすることはありません。むしろ怖ろしい病原菌の侵入を阻止する働きもあり、菌数のバランスさえ保てれば役に立つ細菌として私たちと共生関係にあります。

ところがストレス、過労、睡眠不足などが続いて皮脂が過剰分泌になると、皮脂を好むマラセチア菌は異常繁殖します。すると常在菌としてのバランスが崩れてしまい、脂漏性皮膚炎発症の原因となるのです。

◇HIV感染と脂漏性皮膚炎

先ほども書いたようにHIV感染症には非常に多く脂漏性皮膚炎が見られます。「Visual Dermatology」の記事によるとHIV感染初期の段階から脂漏性皮膚炎を発症し、CD4が低下するのに伴って症状が悪化するそうです。

では、なぜHIVに感染すると脂漏性皮膚炎になりやすくなるのでしょうか。「Visual Dermatology」には直接この疑問に対する回答は見られませんでした。しかし私が考えるに、HIV感染による免疫力の低下があると思います。

脂漏性皮膚炎の原因の1つであるマラセチア菌が常在菌である以上、免疫力が低下すると異常に増殖してバランスを崩すことは容易に想像できます。

また、いくつかの脂漏性皮膚炎サイトでは免疫力低下が発症原因であると指摘しています。かなりの数のサイトが存在するので、「脂漏性皮膚炎」で検索してみて下さい。

 

◇HIV感染が不安なら検査しかありません

この脂漏性皮膚炎もHIV感染の決定的な症状ではありません。HIVに感染していない人でも多くの患者がいます。それゆえ、あなたが脂漏性皮膚炎になったからと言ってHIVに感染しているかも知れないと不安に思う必要はありません。

私の身内に若い女性で脂漏性皮膚炎の患者がいます。彼女は皮膚科で治療を受けていますが、医者からHIV検査を勧められたという話は聞きません。恐らく、普通はまず勧めることはないでしょう。そのくらい脂漏性皮膚炎の患者は多いのです。

しかし、何度も書いていますが、HIV感染者に脂漏性皮膚炎が多いのも事実です。従ってあなたが脂漏性皮膚炎を発症して、なおかつHIV感染の心当たりがあるならHIV検査をお勧めします。あなたがHIVに感染しているかどうか、確かめる方法は検査のみです。

この考え方は帯状疱疹やリンパ節の腫れなどの症状と同様です。万一の可能性を考えてHIV検査をしておけば安心です。

なお、文中にも書きましたが、脂漏性皮膚炎の治療をしてくれた皮膚科の医師が、あなたにHIV検査を勧めてくれるケースはまずないと思います。あなたご自身で必要か、不要か判断するしかありません。

 

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