突然発症した帯状疱疹!全てはそこから始まった・・・・
私が自分自身をHIVに感染しているのではないかと疑った理由はいくつかあるのですが、最も大きな疑う理由になったのは帯状疱疹(帯状疱疹)です。
あなたは帯状疱疹を知っていますか?
◇帯状疱疹とはどんな症状か?
帯状疱疹は通常体の左右どちらか片側に帯のような水ぶくれができます。(病名の由来です)
最初はヒリヒリするような痛みから始まり、やがて虫に刺されたような赤い発疹が出ます。
人によっては、この時期に発熱やリンパ節が腫れたり、頭痛がすることもあります。
しばらくすると発疹の上に小さな水ぶくれを多発します。
水ぶくれの中は、最初は透明ですが、それが黄色の膿となり、6日から8日くらいで破れます。
破れた後はただれたり、潰瘍になったりします。
水ぶくれは次々と現れて広がりますが、約2週間ほどでかさぶたとなり、3週間もするとかさぶたが落ちて治ります。
この時点で痛みもなくなっているのが普通ですが、まれに皮膚疾患が治ってもまだ痛みが残ることもあります。
これを「帯状疱疹後神経痛」と言い、数ヶ月から数年も続くことがあります。
◇帯状疱疹の病原菌は何か?
帯状疱疹を発症させるウイルスは、ヘルペスの中のVZV(varicella zoster virus)です。
このウイルスに最初に感染したときは水痘(水ぼうそう)として発症します。
たいては1歳か2歳、遅くても9歳くらいまでにはほとんどの子供が感染します。
赤い発疹が出てそれが全身に広がり、発熱を伴います。
発疹は水ぶくれと変わり、膿を持ち、最後はかさぶたになって治ります。
しかし、水痘が治っても、ウイルスは神経を伝わって神経節にもぐり込みます。
そこで遺伝子の形で潜伏状態を続けます。何せ隠れ場所が神経節なので、薬などで除去することが出来ません。
ただ、私たちが普通に免疫力、抵抗力がある状態ではこのウイルスは潜伏したままです。
それが何かの理由によって免疫力が低下すると、ウイルスは神経節から出てきて暴れだし、帯状疱疹となって発症します。
つまり、VZVに最初に感染したときが水痘で、再発したら帯状疱疹と言う訳です。
どちらも同じウイルス、VZVが病原菌です。
◇帯状疱疹はどんなときに発症するのか?
ここが問題です。帯状疱疹を引き起こすVZVは多くの大人が抱えています。
しかしVZVのある人が誰でも帯状疱疹を発症する訳ではありません。
免疫力が低下して、抵抗力がなくなってきたときに発症するのです。
では、いったいどんな要因で免疫力が低下するのでしょうか。
帯状疱疹発症の引き金となる免疫力低下の要因をあげてみます。
①HIV感染による免疫不全
②過労、ストレスによる免疫機能低下
③加齢による免疫力低下
④内臓の悪性腫瘍などによる免疫力低下
⑤手術や放射線治療などによる免疫機能低下
こう言った要因が考えられます。
帯状疱疹を発症したからHIVに感染しているとは限りませんが、HIVに感染した人が帯状疱疹を発症することは珍しくありません。
やはり帯状疱疹を発症したらHIV感染を疑ってみるべきだと思います。
◇私の帯状疱疹発症体験
ある日左の肩に痛みを感じました。私はてっきり、筋肉痛だと思って、シップ薬を貼りました。
筋肉痛の原因に心当たりはありませんでしたが、肩コリのひどいやつ、くらいにしか思っていませんでした。
でも、数日経ってもまだ痛みは治まりません。ピリピリするような痛みに変わっていました。
変だなぁ、と思いながらまだシップ薬を貼り続けていまし た。
ところが、4、5日経ってシップ薬を貼り替えようとしたら、発疹が出ているのに気が付きました。
こりゃてっきり、シップ薬にかぶれてしまったのだと思いました。
肩に痛みが出てから、ずーっと24時間貼り続けていたのです。
私はすぐにシップ薬を貼るのを止めました。でも、発疹はなくなりません。
それどころか、日に日に発疹は広がっていきます。左の肩から首筋、脇の下か ら背中へと広がります。全部、身体の左側でした。
痛みはひどくなるし、発疹は増えていくし。1週間を過ぎたあたりで、私はこれは尋常ではないと気付きました。
肩こりや、シップ薬かぶれなんかじゃない、何かの皮膚病かも知れないと思いました。
私はさっそく、近くの皮膚科に診てもらうことにしました。
私を診察した医師は、私の発疹を診てすぐに言いました。
「これは、帯状疱疹ですね。」
お恥ずかしい話ですが、実は私はそれまで帯状疱疹なる病気について知りませんでした。
先生の説明を聞いて、初めてこんな病気もあるのだと知ったのです。
帯状疱疹は、最初にチクチク刺すような痛みが出ます。それも、身体の左か右か、片方にだけ出ます。
次にブツブツ、発疹が出ます。まさに私の症状とド ンピシャ、一致します。先生は飲み薬と塗り薬の両方を出してくれました。
それから10日ほどすると、痛みも発疹もほとんどなくなっていました。
このときは、私はまだ自分自身のHIV感染なんて、思ってもいないので、やれやれ治って良かったと喜びました。
急性HIV感染症のことも全く知りませんでした。病院の先生も、HIV のことは一言も言ってくれなかったのです。
帯状疱疹が免疫力、抵抗力の落ちたときに発症すると聞きましたが、当時の私はやたらと出張の多い生活を送っており、国内外に出てばかりいました。
それで肉体的な疲れも慢性化していたし、精神的なストレスも抱えてい ました。
こうしたことが、免疫力の低下につながり、帯状疱疹の発症原因になったのだと思いました。
しかし、後に帯状疱疹はHIV感染に伴う皮膚疾患でもあることを知り、慌てました。
何しろ私には思い返せばHIV感染に心当たりのある行為を繰り返していたのです。
海外や国内の性風俗で遊んでしまった経験がありました。
しかも、帯状疱疹の1ヶ月前に、原因不明の全身発疹も経験しており、これもまた急性HIV感染症の可能性があると知って、二重に慌てました。
今まで50年生きてきて、一度も経験したことのない全身発疹と帯状疱疹を続けて経験するなんて、どう考えても偶然だとは思えませんでした。
てっきりHIVに感染したのだと思い込みました。
しかし、私のHIV検査の結果は「陰性」でした。HIVには感染していなかったのです。
これも後で調べて分かったのですが、HIV感染以外の要因で、大人の10%から20%くらいが帯状疱疹にかかるのだそうです。(All About 健康・医療から)
だとすると、けっこうな 患者数です。特別にHIVに感染した人だけがかかる病気ではありません。
しかし、あくまでも私がHIVに感染していなかったのは単に運が良かっただけであり、感染していても不思議ではありませんでした。
やはり、あなたが帯状疱疹を発症したときには、頭の隅にHIV感染のことを思い出してください。
あなたに身に覚えがあれば、即刻HIV検査を受けることをお勧め致します。
◇まとめ
では最後に今回の記事をまとめておきます。
●帯状疱疹は、子供の頃にかかった水痘のウイルス、VZVが大人になって活性化し発症する病気である。
●帯状疱疹は免疫力が低下してきたときに発症することが多い。HIV感染もその要因の1つ。
●大人の10%から20%はHIV以外の要因で帯状疱疹を発症するので、必ずHIVに感染している訳ではない。
●しかし、HIV感染者に帯状疱疹が多く見られることも事実なので、帯状疱疹を発症したら一応HIV感染も考えてみる必要がある。心当たりがあれば、即刻HIV検査を受ける。
もしもあなたが保険所や病院に行く余裕がなければ、自宅で使える郵送式のHIV検査キットをお使い下さい。
でも、どのHIV検査キットを使うか、選び方は間違わないようにご注意下さい。
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