HIV感染の急性期に現れる皮疹とは?自然に治ったと安心していると・・・!!


『私の帯状疱疹体験記』と言う記事を書きました。

これは、私が自分のHIV感染を疑う一番大きなきっかけだったのですが、同じくHIV感染を疑うきっかけになったのが、全身の発疹です。

私はてっきり、HIV感染の急性期に現れる皮疹だと思い込みました。でも、実際にはHIV感染とは関係のない発疹でした。

ここでは、私の体験した全身発疹と、HIV感染によるHIV急性皮疹を説明したいと思います。

◇私が体験した全身発疹とは・・

「Visual Dermatology」(秀潤社)の2011年No2によれば、

「HIV感染者の90%は何らかの皮膚疾患を発症する」

そうです。他にも多少数字は異なりますが、皮膚疾患の多さを指摘する本は沢山あります。

私は全身の発疹と、帯状疱疹の2つの皮膚疾患を連続して発症し、しかも海外の性風俗で遊んだ当時だったので、間違いなくHIVに感染したと思い込みました。

そのとき、私の身の上に起きた全身発疹を説明します。

私に発疹が出た時写真を撮っておけば良かったのですがそんな余裕は全くありませんでした。そこで、どんなイメージだったか、図でご紹介したいと思います。

下の図1をご覧下さい。


図1.私の全身発疹

図のように、私の首から下、まさに全身に発疹が出ました。発疹の大きさは直径が5mmくらいです。

少し盛り上がった丘疹(きゅうしん)状のブツブツでした。

胸はむろん、背中、手足、首、まさに顔以外の全身です。発疹同士がくっついて皮膚が真っ赤に腫れたように見える部分もありました。

そしてかゆいのです。最初はポリポリかいていたのですが、全身に出た時にはかゆいと言うより痛みに近かったように思います。

実は、全身に発疹が出る数日前から、腕や胸、足などにポツリ、ポツリと発疹が出ていたのです。

私は、

「何か虫に刺されたのかなぁ?」

くらいにしか思っていませんでした。

そんなにいっぱい出た訳でもなく、1日経つとほとんど消えていたのです。

それが、ある日の夜、会社から戻った私はあまりに全身がかゆいので服を脱いで見ました。

すると、上の図1状態です。自分自身の発疹にめまいがしそうでした。

今思い出しても気持ち悪くてかゆくなりそうです。

その日はもう夜も遅くて、私は翌日になってから大きな総合病院にいきました。ところが、翌日にはすっかりその発疹は消えていたのです。あんなに全身に出ていたのに。

病院の先生の診察では、食物アレルギーは考えにくいので、化学物質のアレルギーか、精神的なストレスからくる症状かも知れないと言われました。

結局、原因は何も分からず、その後二度と全身に発疹が出ることはありませんでした。でも、その後もポツリ、ポツリと手や、胸、足に出ます。

ただ、その発疹は1日すると消えているので私はもう病院に行くことはありませんでした。

そして、私はこの全身発疹の1ヶ月くらい後に、帯状疱疹を発症したのです。

◇HIV急性皮疹とは?

私は自分の全身発疹をHIV感染による急性期の症状ではないかと疑ったのですが、ずっと後になってそうではないことが分かりました。

むろん、私がHIV検査を受けて陰性だったこともありますが、実際のHIV急性皮疹がどんなものか、詳しく解説してある記事を読んでのです。

「Visual Dermatology」の中に書かれています。その症状をあなたにもご紹介したいと思います。

同書に書かれているのは、66歳の男性患者のケースです。

●まず、微熱が出た。

●4日後に熱は38.5度まで上がった。同時に全身の筋肉痛が出た。

●更に4日後、前胸部に淡い発疹が出た。

●近所の皮膚科で治療してもらうが、症状は悪化した。

●2日後に感染症センター都立駒込病院感染症科で診察を受ける。

●診察の結果、紅斑丘疹型の皮疹が認められ、発熱、筋肉痛、喉の炎症などもあり、ウイルス感染症による皮疹の疑いが強まった。

●HIV抗体検査を行ったところ、陰性であったが、HIV-RNA量を測定すると顕著に上昇値を示し急性HIV感染症と診断された。

●4週間後にHIV抗体検査でも陽性となった。

この男性のパターンが代表的なHIV急性皮疹です。

つまり、

●直径5mmから10mm位の紅斑丘疹が出る。紅斑丘疹とは、皮膚が小さい範囲で盛り上がり、赤くなる発疹です。

●発熱、筋肉痛、リンパ節の腫れ、下痢などの症状を伴う。

●発疹は1週間から2週間くらい続き、自然と消えてしまう。

これがHIV急性皮疹の代表的な症状です。

私の全身発疹は、発疹の大きさや形は一致しますが、何しろ1日で消えてしまいました。

それに発熱や筋肉痛などの併発する症状がありませんでした。

◇あなたに注意してもらいたいこと

HIV感染の急性期に出る症状は、今回ご紹介した皮疹の他にも発熱、筋肉痛、下痢などがあります。

しかし、どの症状も1週間から2週間くらいすると自然に消えてしまいます。

ここが急性期の症状の怖いところです。何だか訳が分からないうちに治ってしまうので、何事もなかったかのように忘れてしまいます。

また、今回ご紹介した男性の例でも、最初にこの男性が診察を受けた近所の皮膚科では、男性に対してHIV感染症の可能性を疑っていません。

HIV感染の急性期の症状を完全に見落としているのです。

もしもこの男性が都立駒込病院に行かなければ、HIV感染に気付かないままだったかも知れません。

男性の皮疹はそのうち自然に治ってしまい、次に症状が出るのはエイズを発症してしまったときです。

つまり、HIV感染の急性期に現れる、皮疹や筋肉痛、発熱、下痢などの症状はHIV感染を初期に発見する絶好の機会なのです。

ここを見落としてしまうと、エイズ発症まで何も自覚症状がなく、分からずじまいの可能性があります。

「Visual Dermatology」の中で、東京医科大学皮膚科の斉藤万寿吉助教授、坪井良治主任教授は次のように書かれています。

『HIV感染に伴う皮膚疾患を熟知することで、皮膚疾患からHIV感染を診断出来れば、HIV感染の早期発見がもたらす個人的、社会的メリットは大きく、皮膚科医の果たす役割は大きい。』

つまり、エイズ発症前にHIV感染が分かれば患者本人のエイズ発症を防ぐことが出来るし、また二次感染を防ぐことも出来ます。

両氏が敢えてこう提言されている裏には、皮膚科の医師がHIV感染の可能性を見逃して早期発見のチャンスを逃している現実があるからです。

また、「HIV感染者の早期発見と社会復帰のポイント」(医薬ジャーナル)の中で、国立国際医療センターの岡慎一エイズ治療・開発センター長も次のように書かれています。

『急性期に発熱、皮疹、リンパ節腫脹などの症状を経験をする人が50%から90%いると言われています。この時期が最も早くHIV感染症を診断出来るポイントであり、医療者が見逃さないための努力が必要です。』

この提言もまた、現実の医療現場ではHIV感染の早期発見のチャンスを見逃すことがあることを示唆しています。

だとすれば、この現実をあなたはどうしますか?

あなたにHIV感染の不安や心当たりがあって、発疹、発熱、下痢、筋肉痛などの症状があったら、例え皮膚科や内科の医師があなたにHIV検査の指示をしなかったとしても、

「あなた自身の判断でHIV検査を受けることも必要」

だと言うことです。

私自身も自分の判断でHIV検査を受けました。検査結果は陰性でしたが、それはたまたま運が良かっただけで陽性判定が出ていても不思議ではなかったのです。

皮疹や発熱にあまりに過剰反応して、すぐにHIV感染と決めるつける必要はありません。でも、一方で急性HIV感染症かも知れない可能性があることも事実です。

その不安を解消する方法はただひとつ、あなたがHIV検査を受ける以外にありません。

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