HIV感染の急性期にはいったいどんな症状が出るのでしょうか?

『HIV感染の急性期とは?』で説明したように、もしもあなたがHIVに感染すると、感染後2週間から6週間くらいに、あなたの体内では侵入したHIVが急激に増殖します。

するとこの時、あなたの身の上に様々な症状が出てきます。

これは、あなたの体内で急激に増えたHIVが原因で、高レベルのウイルス血症が起きるからです。

(ウイルス血症とは、ウイルスが血液中に入り、全身に回ることです。)

具体的には、風邪やインフルエンザに似た症状で、発熱、頭痛、下痢、倦怠感、喉の痛み、リンパ腺の腫れ、発疹などです。

こうしたHIV感染急性期の症状を、急性HIV感染症と呼びます。

◇急性HIV感染症の症状と発症頻度

実際にHIVに感染した人が、この急性期にどんな症状を発症したか、データをご紹介します。

下の表1をご覧下さい。(重複発症あり)

症状 頻度(%)
発熱 96
リンパ節腫脹 74
咽頭炎 70
発疹 70
筋肉痛・関節痛 54
下痢 32
頭痛 32
吐き気・嘔吐 27
肝脾腫 14
体重減少 13
口腔白苔 12
神経症状 12

表1 「HIV感染者の早期発見と社会復帰のポイント」(医薬ジャーナル社)から引用

このデータによれば、

●発熱

●リンパ節腫脹(リンパ節が腫れる)

●咽頭炎(のどの痛み、炎症)

●発疹

●筋肉痛・関節痛

以上の5つの症状は、HIVに感染した人の50%以上に見られる症状です。

しかし、発疹を除けばどれも単なる風邪のときにも見られる症状であり、これらの症状をもって直ちにHIV感染だと決めつけることは出来ません。

きっとあなたもこんな症状は過去に体験したことがあるはずです。

こういった症状が出た場合の受け取り方は、おおむね次のどちらかです。

●単なる風邪や体調不良として気にしない。
⇒もしかしたら、本当はHIVに感染しているかも知れない。

●HIV感染を疑い、不安になる。
⇒しかし、単なる風邪かも知れない。

HIVはとても感染力の弱いウイルスです。めったなことでは感染しません。

しかし、それはあくまでも可能性の大小の話であって、どんなに小さな可能性でも感染する時はたった1回の性行為でも感染します。

HIV感染の不安を感じない人は可能性が低いから自分は大丈夫だと安心しています。

一方、HIV感染を不安に思う人はいくら小さくても感染の可能性があることに怯えます。

結局、あなたがHIVに感染しているかどうか、それを判断するにはHIV検査以外の方法は絶対にありません。

◇急性HIV感染症が気になったらどうする?

仮にあなたがHIVに感染したら、感染後の急性期に今説明したような症状が出ますが、しばらくすると自然と治ってしまいます。

そして、その後は急性期から無症候期に入り、あなたには何も自覚症状が出なくなります。

しかし、自覚症状はなくてもHIVが消えた訳ではなく、やがて免疫力低下と共にエイズ発症に至ります。

それが3年先か、5年先か、もっと先か、発症するまで分かりません。

そうしてみると、急性期のHIV感染症を思わせる症状からHIV検査を受けてみることはとても意味があります。

あなた自身にHIV感染の心当たり、思い当たる行為があれば余計に重要です。

「あの時もしかしたら、HIVに感染したかも・・・」

と、あなたに思い当たる行為があって、その後に先ほど上げた症状が出たら、これはぜひ念の為にHIV検査を受けて下さい。

繰り返しますが、この機を逃すと万一あなたがHIVに感染していたとしても、この先はもう自覚症状が出ません。

あなたがHIVに感染していることに気付くチャンスはないかも知れないのです。この先数年後にエイズを発症するまで。

だから少しでも、あなたが急性HIV感染症の不安を感じたら、迷わずHIV検査を受けて下さい。保健所に行けば、無料・匿名で検査が可能です。

◇もし、急性期にHIV感染が見つかれば、何かメリットがある?

「どうせ、いつかエイズを発症すれば、そこでHIV感染が分かるのだから、それまでHIV検査に行く必要はない。」

あなたは間違ってもこんな風に考えないで下さいね。

この考えは危険過ぎます。

あなたが仮にHIVに感染していたとして、エイズ発症前にHIV感染が見つかるのと、エイズを発症してから見つかるのでは天地ほどの差があります。

●エイズ発症前にHIV検査を受けて感染が見つかれば・・・
現代医学では、早期発見、早期治療によってエイズ発症を防ぐことが可能です。

病院に通院しながら薬を飲むことによって、学校や仕事を続けることも可能です。

 

●エイズを発症してから感染が見つかれば・・・
治療によって免疫力は回復し、死に至ることは少なくなりました。

しかし、エイズ発症前に治療を開始するのに比べればその後の生存率が下がります。

また場合によっては後遺症に苦しむことになります。

HIV感染の早期発見は最も重要な点です。

HIV感染症はもはや致死的疾患ではなく、早期に発見できれば慢性疾患に近くなっているのです。

エイズ発症前にHIV検査を受けることで、あなたの命が助かるのです。

「早期のHIV検査は救命的検査である。」

エイズ治療・研究開発センター長の岡真一氏は常々こう指摘されています。

 

◇いきなりエイズの実情とは

残念ながら、日本ではHIV感染者として報告された人の約30%は自分のHIV感染に気がつかず、エイズを発症して初めて気がついています。

これをいきなりエイズと呼びます。

高齢いきなりエイズ

グラフをご覧頂いてお分かりのように、年齢が50歳以上でみると実にいきなりエイズの割合は50%に達しています。

つまり、50歳以上でHIV検査で陽性になった人は、2人に1人はすでにエイズを発症していたことになります。

もっと早く分かっていればエイズ発症を抑えることも出来たはず、とても残念なことです。

◇まとめ

もしもあなたがHIVに感染すると、感染後2週間から6週間くらいに発熱、頭痛、咽頭炎、リンパが腫れる、などの症状が出ることがあります。

これが急性HIV感染症です。

どの症状もHIV感染特有のものではなく、風邪やインフルエンザなどと区別がつきません。

しかも1週間から2週間ほどで自然治癒します。これが怖いところです。

従って、冒頭にも書いたようにあなたにHIV感染の不安、心当たりがあって、本文で説明したような症状が出たらぜひHIV検査を受けて下さい。

いえ、本当言えば何も症状が無くてもHIV検査は受けて下さい。

HIVに感染しても何も症状が出ない人も多くいるからです。

症状の有無でHIV検査の必要性を判断しないで下さい。

 

さて、確かにHIVは非常に感染力の弱いウイルスであり、めったなことでは感染しません。

感染ルートも極めて限定されています。

でも、事実としてHIV感染者として報告された人の約30%はいきなりエイズを発症しています。

50歳以上なら50%が発症しています。

「自分だけは絶対大丈夫。」

このような根拠のない自信は絶対止めてください。危険です。

しつこいほど繰り返しますが、あなたがHIVに感染しているかどうかは、検査を受ける以外に知る方法がありません。

そして早期のHIV検査は救命的検査となります。

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