クリプトスポリジウム症はエイズ指標疾患の1つです。

しかし、クリプトスポリジウム症なんて普通の人は聞いたこともないでしょうね。

私もエイズ指標疾患として調べて初めて知りました。

あなたも多分ご存知ないと思いますし、そんなに詳しく知る必要もないと思います。

ここではHIVに感染するとこんな病気になる可能性があるのだと、一般知識としてお読み下さい。

 

◇クリプトスポリジウム症とは?

クリプトスポリジウム症とは、クリプトスポリジウム原虫の感染(寄生)によって生じる腸への障害です。

主な症状として水のような下痢が続きます。他にも胃痛、腹痛を伴うこともあります

健康な人、免疫力が正常な人の場合、症状は2週間程度で収束し、回復に向かいます。

しかし、HIV陽性者のように免疫力が低下している人が感染すると、場合によっては致死的となり命を落とすこともあります。

治療法として、クリプトスポリジウム原虫そのものを攻撃して駆除するような薬はありません。

主な症状である下痢に対する対処療法が主な治療法となります。つまり、下痢止め、水分補給などの治療です。

後は自然治癒を待つ、と言うことですから、早い話治療は免疫力任せ、と言うことになります。

それゆえHIV陽性者にとっては危険な病気となります。

 

◇クリプトスポリジウム症の発生状況

まず、HIV陽性者に限らず、国内全体での発生状況を見てみましょう。

実はクリプトスポリジウム症は感染症法によって、5類感染症全数把握疾患に定められています。

全国の医療機関で患者が見つかったら、診断した医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る義務があります。

そこで国立感染症研究所の週報を調べてみると、2016年、2015年のクリプトスポリジウム症患者の報告件数が分かりました。

●2016年 14件

●2015年 15件

となっています。

繰り返しますが、この件数はエイズ指標疾患としての件数ではなく、非HIV陽性者も含みます。

では、エイズ指標疾患としての報告件数はどのくらいでしょうか。

『エイズ指標疾患分布(2015年) 』

で記事にした通り、

●2015年 3件

●2014年 2件

●2013年 4件

となっています。

クリプトスポリジウム症はエイズ指標疾患の中では非常に発症例が少ない感染症と言えます。

 

◇クリプトスポリジウム症の予防法

クリプトスポリジウム原虫は感染者の排出便から水系汚染、食品汚染を発生し感染します。

国立感染症研究所のホームページによると、クリプトスポリジウム症患者一人が排出する原虫の数は、10の10乗だそうです。

すなわち、100億個です。

そして、クリプトスポリジウム原虫が10個も口から入れば感染する可能性があるそうです。何とも強い感染力があります。

先ほどもご紹介したように、国内ではここ数年十数件しか報告されていません。

しかし、1994年には神奈川県平塚市の雑居ビルで460人あまりの患者が発生し、1996年には埼玉県入間郡越生町で8,800人に及ぶ集団感染が起きています。

そこでクリプトスポリジウム症感染の予防法ですが、まずは生水を飲まない、と言うことです。

クリプトスポリジウム原虫は水中で何ヶ月も生き続けるのだそうです。

以上、今回はエイズ指標疾患の1つである、クリプトスポリジウム症について説明しました。

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