化膿性細菌感染症はエイズ指標疾患の1つです。

しかし、23種類あるエイズ指標疾患の中で、ちょっと説明がややこしく素人には難解なのが、この化膿性細菌感染症です。

今回は私が調べて分かった範囲でなるべくあなたにも分かって頂けるよう説明を試みたいと思います。

 

◇化膿性細菌感染症とは?

まずは、この病気がどんな病気なのかを説明しましょう。

実は単独の病気を指す病名ではありません。複数の感染症を、ある条件下で発症すると、エイズ指標疾患と判断されるのです。

その「ある条件下」と言うのが非常にややこしいのです。

私が読んだ専門書、及び信頼できる医療サイト、その全てで化膿性細菌感染症は同じ説明がされています。

それが以下の説明です。

13歳未満で、ヘモフィルス、連鎖球菌等の化膿性細菌により以下のいずれかが2年以内に、二つ以上多発あるいは繰り返して起こったもの。

①敗血症

②肺炎

③髄膜炎

④骨関節炎

⑤中耳・皮膚粘膜以外の部位や深在臓器の膿瘍

以上がエイズ指標疾患としての化膿性細菌感染症の説明になります。

やっぱり分かりにくいですよね。いろんな条件付けがされています。

どんな条件かと言えば、年齢と病原菌と発症頻度と感染症の種類が決められています。

その条件の全てを満たす場合、それはエイズ指標疾患となります。

むろん、HIVに感染していることが前提です。

HIVに感染していなくても発症する場合があるので、それはエイズ指標疾患とは言いません。

では、もっと詳しくエイズ指標疾患としての条件を見ていきましょう。

1.年齢条件

まず、13歳未満で、と言う年齢条件があります。

つまり、13歳以上のHIV陽性者が先ほどの条件を満たして発症しても、それはエイズ指標疾患と判定されません。

では、なぜ13歳なのか?

それは調べても分かりませんでした。どこにも13歳の理由が書いてありません。

私が素人なりに理由を考えてみると、一般に13歳未満で先ほどの①から⑤の感染症を発症することはないからでは?

あるいは、13歳未満で発症すると非常に危険だから?

エイズ指標疾患に指定することでエイズ患者と認定し、早急な処置を施す為ではないでしょうか。

 

2.原因菌の条件

「ヘモフィルス、連鎖球菌等の化膿性細菌により」と条件付けがされています。

●ヘモフィルス感染症

菌血症,髄膜炎,肺炎,中耳炎,蜂窩織炎,喉頭蓋炎など,数多くの軽度および重篤な感染症を引き起こす。

上気道の常在菌叢の一部であり,疾患を引き起こすことはまれである。

病原性株は飛沫の吸入または直接接触を介して上気道に侵入する。免疫のない集団では急速に拡大する。

以上、MSDマニュアル プロフェッショナル版より引用

健康で免疫力が正常な場合には発症しないのですね。

 

●連鎖球菌

人の感染症の原因菌として最もポピュラーな細菌で、咽頭炎、扁桃炎、リンパ管炎などを起こす。

カラダの教科書より引用

連鎖球菌も上気道に常在しているそうです。つまり、免疫力が正常な場合には発症せず、弱った時に増殖して発症します。

 

●化膿性細菌

化膿性炎症の原因となる細菌の総称。ブドウ球菌・連鎖球菌などのほか、肺炎双球菌・淋菌・結核菌・腸チフス菌・緑膿菌などがある。

コトバンクより引用

病原菌が化膿性細菌に限定されていますが、エイズ指標疾患としての病名が、「化膿性細菌感染症」ですから当然ですね。

 

3.発症頻度の条件

「2年以内に、二つ以上多発あるいは繰り返して発症した場合」

と言う条件が設定されています。

次に説明する5種類の感染症を2年以内に二つ以上発症するか、例え一つであっても繰り返して発症すると条件を満たすことになります。

 

4.感染症の種類の条件

以下の5種類が条件として設定されています。

①敗血症

敗血症とは、細菌、ウイルス、真菌が血液中に入って全身に回り、臓器不全など全身症状をともなう病気のことを言います。

ヘルスケア大学より引用

②肺炎

③髄膜炎

髄膜炎(ずいまくえん)とは、髄膜(脳および脊髄を覆う保護膜)に炎症が生じた状態である。脳膜炎、脳脊髄膜炎ともいう。炎症はウイルスや細菌をはじめとする微生物感染に起因し、薬品が原因となることもある。

wikipediaより引用

④骨関節炎

⑤中耳・皮膚粘膜以外の部位や深在臓器の膿瘍

膿瘍(のうよう)とは、化膿性炎症により局部的に組織が融解して膿が蓄積した状態を言います。

この膿瘍が中耳・皮膚粘膜以外の部位に出来たり、深在の臓器に出来た場合です。

さて、今までエイズ指標疾患の1つである化膿性細菌感染症を説明してきました。

かなりややこしいですが、概要がお分かり頂けたでしょうか。

 

◇発症状況

では、エイズ指標疾患としての化膿性細菌感染症は件数としてどのくらい報告されているでしょうか。

2013年~2015年までの3年間を調べてみました。

●2013年 3件

●2014年 5件

●2015年 0件

エイズ動向委員会データによる

このような件数報告となっています。

エイズ指標疾患の中では頻度の少ない疾患だと言えます。

今回はエイズ指標疾患の1つ、化膿性細菌感染症について説明しました。

要するに健康な免疫力を持った人には発症しない、典型的な日和見感染症だと言えます。

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