クリプトコッカス症は23あるエイズ指標疾患の1つです。2014年に新規エイズ患者として報告された455件の中で、クリプトコッカス症は9件報告されています。

報告件数はそれほど多くはありませんが、意外と私たちの身近に存在する感染症、クリプトコッカス症をご紹介したいと思います。

◇クリプトコッカス症とは

まず、病原体ですが、これは真菌(カビの一種)であるクリプトコッカス菌です。このクリプトコッカス菌は鳩などの鳥の糞の中で増殖します。

従って鳩の糞を直に触ったり、乾燥した糞が舞い上がって吸いこんだりして感染します。この点で意外と身近な感染症だと思います。

ただ、健康な免疫機能が働いている状態で発症する例は少なく、HIV感染症の場合はCD4値が100/μL以下になった場合に発症しやすいとされています。(「HIV/AIDS患者のトラブルシューティングとプライマリ・ケア」南山堂による)

症状としては、クリプトコッカス髄膜炎、肺クリプトコッカス症などがあります。

HIV陽性者のクリプトコッカス髄膜炎で典型的な髄膜刺激症をきたすものは1/3以下、発熱がでるもの1/2程度、けいれんをきたすもの1/4程度とされています。(同書による)

また肺クリプトコッカス症は感染初期には無症候のことも多く、やがて軽度の発熱や胸痛を伴います。

更にクリプトコッカス症は稀に播種性病変として皮膚、眼、骨、消化管などの臓器にも発症することがあります。播種性(はしゅせい)とは、「全身に広がること」を意味しています。

皮膚病変では、伝染性軟属腫様を起こすこともあります。伝染性軟属腫は水イボのことで、免疫不全の場合は全身に多発し、特に顔面に大きな水イボが出来るのが特徴だそうです。

HIV陽性者のクリプトコッカス症感染は中枢神経に病変を作り、致死的になることもあります。HIV陽性者を始め、免疫力の低下している人は鳩には近づかないことです。

なお、エイズ指標疾患としてのクリプトコッカス症は「肺以外」とされています。つまり、肺クリプトコッカス症はエイズ指標疾患ではなく、クリプトコッカス髄膜炎が該当すると言うことでしょうか。

何冊か専門書を調べてみましたが詳しく解説されたものが見つかりませんでした。

以上、今回はエイズ指標疾患の1つ、クリプトコッカス症をご紹介しました。

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